米投資銀モーリスがIPO計画申請、NY上場へ-M&A回復

資産家のカール・アイカーン氏やド ナルド・トランプ氏らが保有する企業に対して30年間にわたって助言し てきた投資銀行家のケネス・モーリス氏は、7年前に創業した投資銀行 モーリスの株式公開を準備している。企業の合併・買収(M&A)が金 融危機前の水準に回復していることが背景にある。

4日の米証券取引委員会(SEC)への提出資料によると、モーリ スの新規株式公開(IPO)では同社と共にゴールドマン・サックス・ グループとモルガン・スタンレーが引受業者となる。モーリスはニュー ヨーク証券取引所にクラスA株を上場する。

モーリス氏(55)はドレクセル・バーナム・ランベールやドナルド ソン・ラフキン・ジェンレット(DLJ)に在職中に集めた顧客リスト を活用し、7年前にUBSを退職、モーリス社を創設した。ブルームバ ーグの集計データによると、同社は昨年HJハインツなどの企業に助言 した。

顧問会社マーサー・キャピタルの金融機関グループ担当マネジング ディレクター、ジェフ・デービス氏はモーリスについて、「巨大投資銀 行から徐々にシェアを奪いつつある」と述べ、「モーリスのような小規 模な投資銀行は注目案件に関与できる良い状況にあり、勢いもある」と 指摘した。

ブルームバーグの集計データによると、今年これまでに発表された M&Aの総額は4630億ドル(約47兆円)と、2007年以来の高水準。

原題:Moelis Files for Initial Public Offering Amid M&A Rebound (2)(抜粋)

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