バーナンキ前議長の無念-「銀行救済は皆のため」国民理解せず

バーナンキ前米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は後悔していることがある。金融危機時の銀行救済は金 融業界ばかりではなく、全ての米国民を救うためだったということを、 もっとうまく説明しておけばよかったという悔いだ。

前議長は4日、退任後初めて公の場で発言し、「たとえそれが中銀 に託された使命でなかったとしても、私は自然な気持ちとして普通の人 々を助けることを望むだろう」とした上で、「しかし、普通の人を助け るためには時に、例えば巨大金融機関の破綻を防ぐというような全く望 ましくない行動を取らなければならないのが複雑なところだ」と語っ た。

金融危機とその後の深刻なリセッション(景気後退)を通じて米経 済を導いたバーナンキ氏は、3兆3000億ドルほどを緊急融資して金融機 関を助けた。ウォール街以外からの「自然な反応は『なぜ彼らを助けて 私を助けないのか』というものだ」と前議長は理解しつつ、「システム の崩壊を防ぐことは経済を守り、引いては国民を守ることになる。しか し、これは複雑な議論で、これをできる限りうまく伝えたとは言えなか ったと思う」と反省した。

原題:Retired Bernanke Harbors Regret on Main Street’s View of Bailout(抜粋)

--取材協力:Arif Sharif、Deema Almashabi. Editors: Andrew J. Barden, Francis Harris

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