きょうの国内市況(3月5日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧 下さい。

●日本株は続伸、ウクライナ緊張の緩和と円安-不動産、金融広く買い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京株式相場は続伸。ロシアによるウクライナ侵攻への警戒が緩ん だ上、為替が円安方向で安定推移し、企業業績の不透明感が後退した。 一部アナリストの強気判断も重なった不動産株が業種別上昇率でトッ プ、情報・通信や精密機器、金融など幅広い業種が高い。

TOPIXの終値は前日比8.79ポイント(0.7%)高の1212.90、日 経平均株価は176円15銭(1.2%)高の1万4897円63銭。

三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、「ウ クライナ情勢は予断を許さないが、一気に事が動く状況ではなくなっ た。来週以降まで時間稼ぎができた」と言う。

業種別上昇率トップは不動産。モルガン・スタンレーMUFG証券 は業界判断を「インライン」から「アトラクティブ」に上げ、不動産市 況が本格回復し、株価への好影響が期待されると指摘した。個別では三 菱地所、三井不動産、住友不動産を「イコールウエート」から「オーバ ーウエート」に変更した。

このほかガラス・土石製品、保険、その他金融、情報・通信、精 密、海運、建設、石油・石炭製品、証券・商品先物取引など東証1部33 業種中、29業種が高い。電気・ガス、空運、陸運、パルプ・紙の4業種 は下落。東証1部の売買代金上位ではソフトバンク、ファーストリテイ リング、富士通、JT、NEC、スクウェア・エニックス・ホールディ ングス、オリンパスが上昇。パナソニックや富士重工業は下落、公募増 資のDMG森精機は急落した。

東証1部の売買高は19億9797万株、売買代金は1兆9387億円。値上 がり銘柄数は1110、値下がりは516。

●債券は下落、ウクライナ緊張緩和や入札控えて売り-超長期債安い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

債券相場は下落。ウクライナをめぐる緊張の緩和で前日の米国債相 場が大幅安となったことやあすに30年債入札を控えて売りが優勢となっ た。現物債は超長期債を中心に安い。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比8銭安の145円14銭で取 引を開始し、いったん145円12銭まで下落。その後は4銭安まで下げ幅 を縮めたものの、結局は10銭安の145円12銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の333回債利回 りは同1ベーシスポイント(bp)高い0.61%で開始し、一時0.605%を付 けたが、午後の取引開始後から再び0.61%で推移した。20年物の147回 債利回りは1.5bp高い1.435%。一時は1.44%。30年物の41回債利回り は1.5bp高い1.63%。

日本銀行がきょう実施した長期国債買い入れオペ(総額9000億円) の結果によると、残存期間「1年超3年以下」と「5年超10年以下」の 応札倍率は前回より上昇し、売り圧力が強まっていることが示された。 一方、残存期間「3年超5年以下」は前回より低下した。

●ドル・円は102円前半、ウクライナ緊張緩和-欧米景気見極め

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=102円台前半で推 移。ウクライナ情勢をめぐる緊張がいったん緩和し、リスク回避を背景 とした円買いの動きが後退した。

午後3時22分現在のドル・円相場は102円16銭付近。朝方に102円29 銭を付けた後、102円12銭まで円が値を戻す場面が見られたものの、値 動きは乏しく、同時刻現在までの値幅は17銭にとどまっている。

マネースクウェア・ジャパン市場調査室の山岸永幸シニアアナリス トは、足元ではウクライナ情勢の緊迫化を受けて過度に進んだリスク回 避の動きが後退した格好になっていると指摘。ただ、今週は本来の注目 材料が欧州中央銀行(ECB)の政策決定と米国の雇用統計だとし、 「リスクオンになるためには結果を見ないとという意識が働いてしま う」と言い、東京時間は動きづらい面があるとしている。

東京市場のユーロは上値が抑えられる展開。対円では朝方に一時1 ユーロ=140円58銭と、3営業日ぶりの高値を付けた後、140円台前半に 水準を切り下げて推移。対ドルでは1ユーロ=1.3744ドルを上値に1.37 ドル台前半に押された。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE