米国務長官がキエフ入り、ウクライナ金融支援を表明

ケリー米国務長官は4日、ウクライ ナの首都キエフに到着し、同国に10億ドル(約1020億円)の融資保証を 与える意向を表明した。一方でオバマ大統領は、ロシアのプーチン大統 領が軍事介入の権利を主張していることに異議を表明した。

プーチン大統領は4日、直ちにウクライナ東部に侵攻する必要はな いと言明。その上でヤヌコビッチ前大統領の要請により、侵攻した場合 でも正当化されるとの考えをあらためて示した。

オバマ大統領はこの日ワシントンで記者団に対し、「ロシアが隣国 の情勢を自国の利害と考えるのは正当なことだが、だからといってその 国の内政に影響を及ぼす手段として軍事力を行使する権利が与えられる わけではない」と述べた。

ケリー長官に同行している米当局者が制裁が確定していないとして 匿名を条件に述べたところによると、ロシアがウクライナでの行動を段 階的に後退させ、軍隊を帰還させなければ、ロシアの個人および機関に 対する渡航禁止や資産凍結といった制裁が数日内に決まる可能性が高 い。

ホワイトハウスの声明によれば、オバマ政権は10億ドルの融資保証 を提供するため議会と準備を進めている。これがウクライナ国民に付与 されていたエネルギー補助金の削減による打撃を緩和するとみられてい る。

ルー米財務長官は「政治的な動機に基づくロシアによる通商措置」 をウクライナが乗り切られるよう、金融・技術支援の提供に向けて米財 務省は「迅速に動いている」との声明を発表した。

原題:Kerry Arrives in Kiev Vowing Ukraine Aid, Russian Penalties (2)(抜粋)

--取材協力:Brian Wingfield、Brendan Murray、David Lerman、James G. Neuger、Jonathan Stearns、Vladimir Kuznetsov、Olga Tanas、Kathleen Hunter、Ilya Arkhipov、Patrick Donahue、Kasia Klimasinska. Editors: John Walcott, Michael Shepard

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