欧州債:ドイツ債下落、スペイン債は上昇-クリミアの緊張緩和

4日の欧州債市場ではドイツ国債相 場が下落。10年債利回りは7カ月ぶり低水準付近から上昇した。ロシア のプーチン大統領がこの日、ウクライナに直ちに派兵する必要はないと 発言し、クリミアをめぐる緊張が緩んだ。

同大統領が軍事演習を終えた部隊に帰投を命じたことも安全資産需 要を後退させ、オランダやフランスの国債も値下がりした。一方で高利 回り債への投資意欲が増し、スペイン10年債利回りは2006年以来の低水 準を付けた。ギリシャの証券入札では落札利回りが10年以降で最低とな った。

DZ銀行のアナリスト、クリスチャン・ライヒャター氏(フランク フルト在勤)は「ロシアとウクライナの状況がどう展開するのか予想は 難しいが、今の市場はとりあえず一息ついている」と指摘。「プーチン 大統領は軍事演習を終わらせた。それでドイツ債が下がっている」と付 け加えた。

ロンドン時間午後4時33分現在、ドイツ10年債利回りは前日比5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.60%。2月27日には 昨年7月24日以来の低水準となる1.55%を付けていた。同国債(表面利 率1.75%、2024年2月償還)の価格はこの日、0.435下げて101.385。

オランダ10年債利回りは4bp上昇の1.83%。同年限のフランス債 利回りは3bp上げて2.17%。

一方で、スペイン10年債利回りは6bp低下の3.44%。06年2月以 来の低水準となる3.43%まで下げる場面もあった。イタリア10年債利回 りは4bp下げて3.42%。

ギリシャが実施した11億4000万ユーロ相当の6カ月物証券入札で、 落札利回りは3.60%と10年1月以来の低さ。流通市場で同国の10年債利 回りは11bp低下の6.93%。

安全資産とされる英国債も値下がり。10年債利回りは5bp上昇 の2.70%。前日は7bp低下していた。一方、同国がこの日実施した5 年債入札の応札倍率は1.68倍と、昨年12月以来の高さとなった。流通市 場の5年債利回りは4bp上昇の1.91%。同国債(表面利 率1.75%、2019年7月償還)価格は0.185下げ99.20。

原題:German Bunds Drop as Crimea Tensions Ease; Spanish Bonds Advance(抜粋) Demand for 5-Year Gilts Climbs to Highest Since December at Sale (抜粋)

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