ロシア市場がトリプル高-大統領発言でウクライナ懸念が後退

4日の金融市場でロシアの株式相場 は上昇、国債利回りは低下し通貨ルーブルは上昇した。現時点でウクラ イナ派兵を計画してはいないとプーチン大統領が発言し、紛争激化の懸 念が薄らいだ。

中央銀行が市場操作を終了したモスクワ時間午後6時現在、ルーブ ルは中銀の通貨バスケットに対して1.1%高の42.2009ルーブル。2027年 2月償還のロシア国債の利回りは17ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)低下し8.71%。財務省は市場環境を理由に5日に予定してい た国債入札を中止すると発表したが、既発債相場は上昇した。ロシア株 の指標のMICEX指数は5.3%高の1356.54で終了し、約4年ぶりの大 幅上昇となった。

プーチン大統領は4日、モスクワ近郊で記者会見し、直ちにウクラ イナに派兵する必要はないとした上で、ロシアはクリミアを併合するこ とを考えてはいないと言明した。ロシア軍が黒海艦隊の基地のあるクリ ミアを掌握しウクライナ情勢が緊迫化する中、前日は通貨も債券も下落 していた。

ダンスケ銀行のストラテジスト、ウラジミール・ミクラシェフスキ ー氏(ヘルシンキ在勤)は「プーチン大統領の姿勢が市場に対して幾分 明確になった」とし、「地政学的危機が近く収束し戦争の恐れが沈静化 するという若干の楽観が広がった」と述べた。

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