豪中銀:一定期間の金利安定の可能性をあらためて示唆

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は4日、過去最低の政策金利を一定期間にわたって維持する公算が 大きいとあらためて表明するとともに、再び通貨高に言及した。

豪中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目 標を2.5%に据え置くと発表。声明で住宅価格が「大幅に上昇」してお り、豪ドルは「過去の基準から見て高止まりしている」との認識を示し た。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト32人を対象に実施した調 査では、全員がこの決定を予想していた。

豪中銀は2011年終盤から昨年8月までに計2.25ポイントの利下げを 実施。その後はシドニーの住宅価格が上昇する中、新たな景気刺激策に 消極的だ。市場関係者とエコノミストは、中国の成長鈍化に伴い鉱山会 社が計画するプロジェクトが減少し雇用市場が軟化する中で、成長格差 を回避するため中銀が年内は金利を変更しないと予想している。

JPモルガン・チェースのシドニー在勤エコノミスト、トム・ケネ ディ氏は「豪中銀がこの日の決定を通じ、豪ドルは中銀が望んでいるよ りもやや高水準にあるとの見解を示したのは明らかだ」と指摘。「イン フレについてはかなり曖昧で、われわれは向こう数カ月にわたり金利が 据え置かれると予想している」と述べた。

スティーブンス総裁は「現在の指標に基づけば、一定期間の金利安 定が最も賢明な路線である公算が大きい」と、前月の声明の文言を繰り 返した上で、「労働需要はなお弱く、その結果失業率が上昇し続けてい る」と説明した。

原題:RBA Repeats It Sees Likely Period of Interest-Rate Stability (1)(抜粋)

--取材協力:Daniel Petrie. Editors: Malcolm Scott, Victoria Batchelor

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE