日本企業、インドネシアに注目-タイの政治的混乱で魅力高まる

インドネシアは日本や欧州などの企 業を誘致する計画だ。タイの政治的混乱やマレーシアの賃金上昇で、東 南アジア最大の経済大国であるインドネシアの魅力が高まっている。

インドネシア投資調整庁は中部・東部ジャワ州の工業地帯を推進す るため、日本及び韓国や中国、欧米を訪問する計画だ。マヘンドラ・シ レガル長官が2月28日に明らかにした。日本貿易振興機構( JETRO)によると、タイのリスクが抗議デモにより高まる中、日本 企業はインドネシアに注目している。日本企業はインドネシアへの直接 投資で首位。

インドネシアへの投資は今年に総選挙を控え、冷え込むことが予想 されるものの、一部の近隣国に比べると政治的リスクが低く、コストも 割安との見方から、同国の魅力が増している。国際協力銀行 (JBIC)の調査によれば、インドネシアは中国やインドを抜き、日 本企業の事業展開で最も有望な国となった。

オーバーシーズ・チャイニーズ銀行(OCBC)のエコノミスト、 ウェリアン・ウィラント氏は、「大きな労働力と消費市場などがインド ネシアの魅力だ」と指摘。「インドネシアも選挙を控えて政治的な不透 明性はあるが、バンコクで繰り広げられるデモに比べれば取るに足らな い問題としか見えないはずだ」と述べた。

労働コストもインドネシアの強みの一つだ。JETROジャカルタ 事務所の富吉賢一所長の話では、同国4位の都市メダンは、マレーシア の最低賃金導入による恩恵を受ける見通しだ。同市はより割安な労働力 を提供しているほか、クアラルンプールから飛行機で1時間以内の場所 にあるからだという。

原題:Thai Unrest Spurs Japan Inc. to Turn Focus to Indonesia: Economy(抜粋)

--取材協力:Reinie Booysen. Editors: Dick Schumacher, Stephanie Phang

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