【個別銘柄】不動産反発、大正薬Hが高値並ぶ、飲料2社下落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

不動産株:三井不動産(8801)が前日比2.1%高の3044円、住友不 動産(8830)が3.6%高の4186円など。クレディ・スイス証券は3日、 セクター判断「オーバーウエート」を継続。新築オフィスビルの募集賃 料やAクラスビルの成約賃料の上昇が続き、2014年度の会社計画で既存 ビルの賃料上昇を確認するとの見通しを示した。大和証券では同日付 で、三井不と住友不の投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続。三 井不の第3四半期決算は各セグメントとも堅調で、ややポジティブとし た。不動産は、TOPIXが前日までの4日続落中の業種別下落率トッ プで、見直し買いも入りやすかった。

大正製薬ホールディングス(4581):4.6%高の8000円。一時8100 円と、昨年来高値(13年5月16日)に並んだ。クレディ・スイス証券は 3日、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価を6900 円から9700円に上げた。13年3月期を底に、今期から業績が反転、15年 3月期も薬価改定などを吸収、増収増益を確保するとの見通しを示し た。会社側が380億円を見込む今期営業利益は、390億円から400億円、 来期は405億円から435億円に見直した。

キョーリン製薬ホールディングス(4569):3.9%安の2123円。 SMBC日興証券は3日、投資判断を「2(中立)」から「3(アンダ ーパフォーム)」、目標株価を2400円から2100円に下げた。米国での後 発品の登場で抗菌点眼剤「ガチフロキサシン」の輸出売り上げを見直し たことなどで、同証による15年3月期の連結営業利益予想を177億円か ら159億円に減額、同期利益は市場想定を下回るとみる。また、16年3 月期が当面の業績ピークで、中期懸念も強いとした。

伊藤園(2593):5.2%安の2161円。13年5月-14年1月期の連結 営業利益は前年同期比1.4%減の153億円だった、と3日に発表。収益柱 のリーフ・ドリンク事業で日本茶、コーヒー飲料などが好調、売上高は 8%強伸びたが、競争激化による販売費の増加が響いた。前期比14%増 の230億円を見込む14年4月期計画に対する進捗(しんちょく)率 は67%で、業績未達を懸念する売りに押された。

ダイドードリンコ(2590):4.2%安の4175円。14年1月期の連結 営業利益は前の期に比べ24%減の60億400万円だった、と3日に発表。 ゼリーのたらみを子会社化、食品製造販売部門などの伸びから売上高は 4%増えたが、厳しい販売競争が続いた。15年1月期営業利益も、前期 比13%減の52億円と連続減益を計画する。

ファンコミュニケーション(2461):8.5%高の4285円。三菱 UFJモルガン・スタンレー証券は3日、投資判断「アウトパフォー ム」、目標株価6300円で新規に調査を開始した。スマートフォン向けデ ィスプレー広告ではアドネットワークが市場拡大のけん引役になるとみ ており、同社のネットワーク「nend(ネンド)」が中期高成長のドライ バーになる格好で、16年12月期までの営業利益は年率平均で45.7%増と の予想を示した。

オンキヨー(6628):50円(46%)高の158円でストップ高。米ア ップルなどが大株主の英半導体設計会社、イマジネーションテクノロジ ーズ(IMG)と資本・業務提携すると4日付の日本経済新聞朝刊が報 道。財務の安定化、今後の事業連携を見込む買いが膨らんだ。

東洋インキSCホールディングス(4634):3.7%高の476円。15年 3月期の連結営業利益は今期予想比15%増の230億円前後になる見通 し、と4日付の日本経済新聞朝刊が報道。スマートフォンのカラーフィ ルター向け材料の伸びなどで2期連続で営業最高益になるといい、好業 績観測が広がった。

アルチザネットワーク(6778):100円(15%)高の750円とストッ プ高。14年7月期の連結営業利益見通しを4億円と、従来の1億5000万 円から上方修正すると3日に発表。モバイルネットワークソリューショ ン、IPネットワークソリューションの売り上げが順調に推移している ため。前期は3億2200万円の赤字だった。

リゾートトラスト(4681):2.7%安の1624円。岩井コスモ証券は 3日、投資判断を「A(アウトパフォーム)」から「Bプラス(中立プ ラス)」、目標株価を2250円から1900円に下げた。14年3月期業績は、 メディカル(会員制検診クラブ)会員権販売の伸長などから会社側の上 方修正値を上回って着地する可能性があるが、15年3月期は同販売のペ ース一服で一時的に収益成長率が鈍る可能性を指摘した。

イーグル工業(6486):7.8%高の1668円。東海東京調査センター は3日、投資判断「強い買い」で新規に調査を開始した。

AGS(3648):9.3%高の750円。10日付で東証2部から第1部に 上場市場が変更される、と3日に発表。今後のTOPIX組み入れによ るファンド資金の流入など、投資家層の広がりを見込む買いが入った。

N・フィールド(6077):3000円(23%)高の1万6050円でストッ プ高。いちよし経済研究所は3日、投資判断を新規に「買い」とした。 同社は、精神疾患患者に特化した訪問介護事業を展開。14年12月期の営 業利益は、前期比62%増の3億3100万円と会社側は見込んでいる。

ファンドクリエーショングループ(3266):14%高の109円。13 年12月-14年5月期(上期)の連結営業損益見通しが1億7200万円の黒 字と、従来計画の5200万円の赤字から改善するときょう午前に発表。子 会社が千葉市、神奈川県秦野市の販売用不動産を譲渡、インベストメン トバンク事業で想定していなかった売り上げを計上するため。

イートアンド(2882):2.6%安の1755円。新株発行による公募増 資などで、およそ9億円の資金調達を行うと3日に発表。発行済み株式 数は3日時点と比べ、最大で15%増えるため、1株価値の希薄化が懸念 された。調達資金は製造設備の拡充、外食店舗の新規出店費用などに充 当方針。

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