NY外為:円が約1カ月ぶり高値-ウクライナ情勢で逃避需要

ニューヨーク外国為替市場では円が ドルに対しほぼ1カ月ぶりの高値を付けた。ロシアがウクライナのクリ ミアを掌握したことでウクライナ政府との衝突が激化するとの不安が強 まり、安全資産の需要が高まった。

円は主要16通貨全てに対して値上がり。米国はロシアに対する制裁 を検討、また欧州連合(EU)外相も緊急会議を開催した。そうした 中、ケリー米国務長官はウクライナの首都キエフを訪問する。スイス・ フランは対ユーロで1年ぶり高値。ロシアではルーブルが過去最安値と なり、中銀は利上げを実施した。ノルウェー・クローネおよびスウェー デン・クローナは下落。両国とも製造業購買担当者指数(PMI)がエ コノミスト予想を下回った。

デーリーFXの為替アナリスト、クリストファー・ベッキオ氏は顧 客向けリポートで、「週末の間に緊張が高まり、緊迫した状況で週明け を迎えた。これはロシアのプーチン大統領による攻撃的なレトリックや 行動が原因だ」とし、「円とスイス・フランは安全資産として大きく買 われている。一方でドルは日中を通じて活発な取引はほとんど見られな い」と続けた。

ニューヨーク時間午後2時26分現在、円は対ドルで前週末比0.4% 高の1ドル=101円42銭。一時101円20銭と、2月5日以来の高値を付け た。対ユーロでは0.8%上げて1ユーロ=139円32銭。上昇率は1月31日 以来で最大。ユーロは対ドルで0.5%下げて1ユーロ=1.3738ドル。

原題:Yen Reaches 1-Month High as Ukraine Tension Fuels Haven Demand(抜粋)

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