ドラギ総裁:ユーロ圏の銀行貸し出しに若干の改善見られる

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁は、与信の落ち込みが和らぎ、融資需要の改善が調査で示される中 で、貸し出しが「進展」しているとECB当局者が認識していることを 明らかにした。

ドラギ総裁は3日の欧州議会で証言し、「現時点で一定の進展が見 られる」と述べ、「与信のフローは引き続き抑制されているが、減少ペ ースが鈍っている。銀行融資調査を見ても、なお限定的とはいえ、その 面の改善がうかがえる」と発言した。

同総裁は「顧客のいない企業に銀行が融資するのは難しいだろう」 としながらも、「調査および、控えめではあるがデータからもより良い 兆しが見え始めており、与信とM3のデータも若干の改善を示唆してい るようだ」と語った。

ECBが先週発表した統計によると、ユーロ圏の1月の企業と家計 向け融資は前年同月比2.2%減と、1年9カ月連続のマイナスとなった が、減少幅は昨年12月の2.3%減から縮小した。

ドラギ総裁はまた、低インフレの長期化に伴うリスクが存在すると の認識をあらためて示し、「インフレ率が現行レベルにとどまる時間が 長いほど」、「妥当な」期間で2%に向けて戻らないリスクが高まると 指摘した。

原題:Draghi Says ECB Sees Some Progress on Euro-Area Bank Lending(抜粋)

--取材協力:Jana Randow、Alessandro Speciale、Zoe Schneeweiss、Jim Brunsden. Editors: Fergal O’Brien, Zoe Schneeweiss

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