欧州株:1カ月ぶり大幅下落、ウクライナ緊迫化で企業業績懸念

欧州株式相場は下落。ウクライナ情 勢緊迫化が企業利益に悪影響を及ぼすとの懸念で、指標のストックス欧 州600指数は約1カ月ぶり大幅安となった。先週は6年ぶり高値を付け ていた。

ロシアとのつながりが深い企業が安い。同国最大のビール会社を保 有するデンマークのカールスバーグは約1年ぶりの大幅下落。スイスの 製薬会社ロシュ・ホールディングは2011年8月以降で最も下げた。肺が ん治療薬の治験を中止するよう独立評価委員会から助言を受けたことが 売り材料。建設サービスや通信などを手掛けるフランスのブイグ は1.8%下落。同社が仏ビベンディの電話部門SFRに買収提案すると の報道が嫌気された。

ストックス欧州600指数は前週末比2.3%安の330.36で終了。1月24 日以来の大幅下落となった。指数構成銘柄の中で575銘柄が下げ、値上 がりは19銘柄のみだった。2月は4.8%上昇。イエレン米連邦準備制度 理事会(FRB)議長が同月の議会証言で、バーナンキ前議長が主導し た政策を継続し米経済を支える方針を示したことが背景だった。

バーダー銀行の資本市場調査責任者、ロバート・ハルベル氏(フラ ンクフルト在勤)は電話インタビューで、「ウクライナ情勢は企業業績 に大きな影響を及ぼす」とし、「この問題への迅速な解決策が見当たら ない。西欧へのエネルギー供給がリスクにさらされている。金融市場の ボラティリティは高まるだろう」と述べた。

この日の西欧市場では17カ国で主要株価指数が下落。ギリシャのア テネ市場は祝日のため休場だった。独DAX指数は3.4%安と、11年11 月以来の大幅下落。仏CAC40指数は2.7%、英FTSE100指数 は1.5%それぞれ下げた。

原題:Europe Stocks Slump After Six-Year High as Ukraine Tension Grows(抜粋)

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