きょうの国内市況(3月3日):株式、債券、為替市場

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●日本株は4日続落、ウクライナ情勢緊迫で円高進む-内外需広く売り

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東京株式相場は4日続落。ロシアによるウクライナ軍事介入への警 戒から為替市場で円高が進み、地政学リスクの高まりによる世界経済、 企業業績への悪影響が懸念された。電機や機械、精密機器など輸出関 連、医薬品や情報・通信など内外需ともに売られ、東証1部33業種 中、31業種が下げた。

TOPIXの終値は前週末比14.90ポイント(1.2%)安の1196.76 と2月20日以来の1200ポイント割れ、日経平均株価は188円84銭 (1.3%)安の1万4652円23銭。

DIAMアセットマネジメントの武内邦信エグゼクティブポートフ ォリオマネジャーは、「軍事衝突にはつながらないと思うが、ロシアは 地政学的に引くに引けない状況にあり、歴史背景からもウクライナ問題 の解決には時間がかかる」との認識を示した。企業の決算発表が終わ り、材料に乏しい中での悪材料とあって、「薄商いの中での一時的なリ スク回避」で下げが大きくなった、と見る。

東証1部33業種は、鉱業と電気・ガスを除く31業種が下げ、下落率 上位は医薬品、情報・通信、精密、電機、海運、機械、ガラス・土石製 品、繊維、非鉄金属、パルプ・紙など。東証1部の売買高は21億8132万 株、売買代金は2兆54億円。値上がり銘柄数は351、値下がりは1351。

●債券続伸、ウクライナ緊迫で円高・株安-長期金利10カ月ぶり低水準

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債券相場は続伸。ウクライナ情勢の緊迫化による円高・国内株安を 背景に買いが優勢となった。長期金利は一時約10カ月ぶり低水準を付 け、先物は11カ月ぶり高値に達した。

東京先物市場で中心限月の3月物は、前週末比8銭高の145円25銭 で取引を開始。午前の取引終了前には145円31銭と、中心限月の日中取 引で4月5日以来の高値を記録した。午後は国内株価の下げ幅縮小を受 けて145円25銭付近でのもみ合いに転じ、結局は7銭高の145円24銭で引 けた。

ベアリング投信投資顧問運用本部の溜学部長は、「ウクライナ情勢 の緊迫化を受けて、株式などリスク性資産から債券へ資金が流入してい る」と話した。主要7カ国(G7)財務相がウクライナの経済支援につ いて共同声明を発表したことについては、「過去に米国の抑止力がシリ アに働かなったこともあり、ウクライナ情勢も混迷するのではないかと 不透明感が強い」と言う。

日銀がきょう実施した長期国債買い入れオペ(総額2900億円)の結 果によると、残存期間「1年以下」の応札倍率は3.97倍と前回の4.48倍 より低下した。一方、「10年超」は4.07倍と前回の3.56倍からやや上昇 した。もっとも、オペ結果による債券相場への影響は限定的だった。

●円全面高、ウクライナ情勢緊迫化でリスク回避-対ドルは101円前半

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東京外国為替市場では、円が主要16通貨に対して全面高の展開。ロ シアの軍事介入の可能性でウクライナ情勢が緊迫化する中、リスク回避 的な円買いが優勢となった。

午後3時53分現在のドル・円相場は1ドル=101円38銭付近。円は 早朝に付けた101円66銭を下値に、一時は101円26銭と2月6日以来の高 値を付けた。午後の取引では、円買いの動きがやや鈍化したものの、米 国で主要経済指標の発表を控え、円の下値は101円半ばにとどまった。

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、欧州連合 (EU)が平和的解決を目指す中で、ロシアが軍を動かし始めてしま い、米当局のキエフ入りでウクライナの暫定政権と米国が何らかの条約 を結んだ場合は、緊張が高まる可能性があると指摘。中国人民元相場の 不安定な動きや北朝鮮のミサイル発射などのニュースも加わり、「リス クオフで円買い」という状況になっていると言う。

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