ヘッジファンド原油買い越し、過去最高-クッシング在庫減

ヘッジファンドによるWTI(ウェ スト・テキサス・インターミディエート)原油の買い越しが過去最高水 準に増加した。メキシコ湾岸の製油地帯に供給される国内産原油が増 え、割高な外国産油種の需要が後退していることが背景。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファ ンドなど大口投機家による原油の買い越しは2月25日終了週に2.2%増 加し、CFTCがデータ集計を開始した2006年以降で最高水準に達し た。

ニューヨーク市場で取引されるWTI先物の受け渡し地点であるオ クラホマ州クッシングからメキシコ湾岸向けの原油輸送は、カナダのト ランスカナダがパイプライン「キーストーンXL」の南伸部分の稼働を 開始した1月に急増し始めた。メキシコ湾岸向け供給の増加により、国 際指標である北海ブレント原油とWTIとの価格差は2月28日、終値ベ ースで21週間ぶりの低水準である1バレル当たり6.48まで縮小した。今 年の価格差の最大値は1月13日の14.88ドル。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キ ャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は、「パ イプラインの完成が影響を及ぼしているのは明らかだ」と指摘。「投機 家による買い持ちの増加とブレントとの価格差縮小はクッシングの在庫 減によるもので、この状況は今後も続くはずだ」と述べた。

原題:Speculators Boost Bullish Oil Bets to Record on Cushing: Energy(抜粋)

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