設備投資3期連続増、10-12月の法人季報-GDP小幅修正の見方

2013年10-12月期の日本企業の設備 投資額(金融機関を除く)は、前年同期比で3四半期連続の増加となっ た。輸送用機械をはじめ製造業が増加に転じ、非製造業も増え続けた。

財務省が発表した法人企業統計(法人季報)によると設備投資額は 前年比で4.0%増加した。うち製造業は0.7%増と5四半期ぶりのプラス で、新型車対応により輸送用機械が増えてスマートフォン関連部品の能 力増強で情報通信機械も増えた。非製造業は5.7%増と3四半期連続の プラス。ブルームバーク・ニュースによる予想値は4.9%増だった。

消費増税前の駆け込み需要の影響が自動車中心に出ていると財務省 は分析、設備投資は基調として持ち直しているとの見方を示した。実質 国内総生産(GDP)改定値に反映されるソフトウェア投資を除く設備 投資は2.8%増、季節調整済み前期比は0.3%減少。10-12月期GDP速 報は前期比0.3%増、年率1.0%増で、改定値は10日に発表される。

みずほ証券の末広徹マーケットエコノミストは、GDPは改定値で 「小幅下方修正を見込む」とリポートで指摘した。法人企業統計を踏ま えてGDPでの設備投資が下方修正される可能性が高いとして、前期 比0.2%増、年率0.9%増を予想した。小幅修正で評価は不変としなが ら、外需のマイナスが大きいとして「引き続き不安が残る内容だ」とし ている。

10-12月期の企業の売上高は3.8%増加、輸送用機械の増収が目立 つ。経常利益は26.6%増加になった。

上方修正予想も

農林中金総合研究所の南武志主席研究員は、設備投資について「慎 重姿勢が改めて確認できる」とリポートで分析した。GDPは改定値で 「やや下方修正されると予想する」として前期比0.2%増、年率0.8%増 という数値を示した。設備投資と公共投資は下方修正、在庫投資は上方 修正されると読んでいる。

一方でバークレイズ証券の森田京平チーフエコノミストと永井祐一 郎エコノミストはリポートで、GDPは改定値で上方修正されると予想 した。設備投資は下方修正されるが在庫投資は上方修正されることで、 前期比0.3%増、年率1.2%増を予想した。

--取材協力:. Editors: 上野英治郎, 青木 勝

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