パニックは足早に通過-2月の市場、株式や商品が軒並み上昇

月初に危機的状況に関する情報が相 次いだ2月の世界の市場は、昨年7月以降で最高のパフォーマンスを示 して取引を終えた。

2月の株式、債券、商品相場は7カ月ぶりに共に上昇。株式と商品 は1月の損失を取り戻した。米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩 和策の縮小を開始する中、新興国経済の混乱が拡大するとの懸念を背景 にS&P500種株価指数は1月に下落したが、2月は2日連続で過去最 高値を更新して取引を終え、1月の下落分を回復した。

ブラジルが干ばつに見舞われコーヒー生豆と粗糖が上昇したため、 商品相場も昨年7月以降で最大の上昇率を示した。S&P500種株価指 数を構成する企業が四半期決算で2011年以降で最大の利益を上げたもの の、世界の主要経済国は緩和的な金融政策を継続する方針を示してい る。

ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの地域最高投資責任者 (CIO)、ダレル・クロンク氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビ ューで「米企業は経済の軌道に若干自信を取り戻しつつある」と指摘。 「われわれはなお、他の資産クラスと比較して株式を選好している」と 述べた。

S&P500種株価指数は2月に月間ベースで4.3%上昇し1859.45。 1月は3.6%の下落だった。アルゼンチンが通貨ペソを予想外に切り下 げたことを受け、世界の株価は1月15日から2月4日にかけて下落し た。

原題:Panic Proves Fleeting in February as Stocks, Commodities Rally(抜粋)

--取材協力:Naureen S. Malik、Nicholas Larkin、Elizabeth Campbell、David Goodman、Michael P. Regan、Callie Bost.

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