ラウテンシュレーガーECB理事:銀行に公的な安全装置は必要

欧州中央銀行(ECB)のラウテン シュレーガー理事は、銀行のバランスシートに関する「厳しい」審査に 備える中で、資本不足を穴埋めするための資金が確保されるという想定 でECBが作業を進めていることを明らかにした。

同理事はドイツ連邦銀行が28日にフランクフルトで主催した会議 で、「必要な時に公的な安全装置が利用できるようになるだろう」と発 言。今年は「とても決定的な年になるだろう。事態を整理する機会があ り、その機会を利用すべきだ」と述べた。

ECBはユーロ圏の大手銀行について、財務基盤の強さに対する信 頼感を回復し欧州債務危機の再発を防ぐため、バランスシートを精査す る。ただ一部の投資家の間では、利用できる支援基金に乏しいことを理 由にECBが含み損の実際の規模を特定するのを控えるとの懸念が出て いる。

ラウテンシュレーガー理事は、各国の制度が不十分なため、投資家 からの資金にアクセスできず存続可能な事業モデルを持たない銀行を整 理する欧州の基金の存在が、銀行の信頼を回復する上で「極めて重要」 だろうと述べた。

原題:Lautenschlaeger Sees Backstops in Place as ECB Readies Bank Test(抜粋)

--取材協力:Rainer Buergin、Shane Strowmatt. Editors: Zoe Schneeweiss, James Hertling

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