米国株(28日):3日続伸、堅調な経済指標などで

米株式相場は3日続伸。消費者信頼 感の改善や金融当局による景気支援の観測が背景にある。ただウクライ ナ情勢の緊迫化が懸念され、相場は一時下げる場面もあった。S& P500種株価指数は月間ベースでは昨年10月以来で最大の上げとなっ た。

プリンシパル・ファイナンシャル・グループが上昇。キーフ・ブリ ューエット・アンド・ウッズによる投資判断引き上げに反応した。モン スター・ビバレッジも高い。売上高がアナリスト予想を上回った。

S&P500種株価指数は前日比0.3%高の1859.45。週間では1.3% 高、月間では4.3%高となった。ダウ工業株30種平均は49.06ドル (0.3%)上げて16321.71ドル。

センター・アセット・マネジメントのジェームズ・アベート最高投 資責任者(CIO)は、「引き続き回復と緩やかな成長という環境にあ る。ただ利上げという点で言えば金融当局の政策を変更させるような極 めて力強いという状態にはない」と指摘。「株式にはプラスだ」と続け た。

2009年3月9日に始まった米国株の強気相場は6年目に入ろうとし ている。金融当局による3回の刺激策が寄与し、S&P500種は12年ぶ り安値から175%上昇している。

ウクライナ情勢

S&P500種は午後、ウクライナ情勢を受けて一時下げに転じる場 面があった。ウクライナ南部クリミアでは、武装集団が空港などの施設 を掌握。同国のトゥルチノフ大統領代行は、ロシアによる侵略行為だと 主張した。

トゥルチノフ大統領代行は、ロシア軍が08年のグルジア紛争と同様 の対立を引き起こそうとしていると述べた。

シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニア株式ストラ テジスト、ジョー・ベル氏は「不透明感が広がれば市場参加者は売りに 出る。特に週末を控えた状況ではそうだ」と指摘。「テクニカル的に見 て、相場は上げ過ぎの面がある。買われ過ぎの状態ということだ。利益 確定の動きが出ている」と述べた。

イエレン議長

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は前日、景気が軟 化した場合は、金融当局は債券購入ペースを徐々に減速させる現行戦略 (テーパリング)を変更する可能性があるとの認識を示した。

イエレン議長のこうした認識表明も好感し、S&P500種は前日、 終値ベースでの過去最高値を更新した。26日までの3日間は、前回の終 値ベースでの最高値を日中に上回るものの、取引終了まで維持できない というパターンが続いていた。

2月の米トムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数 (確定値)は81.6と、前月の81.2から上昇した。ブルームバーグ・ニュ ースがまとめたエコノミスト予想の中央値は81.2だった。

S&P500種の業種別10指数では8指数が上昇。生活必需品株や公 益株の上げが目立った。

生命保険会社のプリンシパル・ファイナンシャルは1.6%高の45.35 ドル。キーフ・ブリューエット・アンド・ウッズは株式投資判断を「マ ーケットパフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げた。

モンスター・ビバレッジは4%高の74ドル。同社の第4四半期の売 上高は5億4080万ドル。アナリスト予想の平均(5億2630万ドル)を上 回った。

原題:U.S. Stocks Rise for Third Day on Economy Data, Fed Speculation(抜粋)

--取材協力:Corinne Gretler. Editors: Lynn Thomasson, Michael P. Regan

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