欧州株:ほぼ変わらず、エルステ銀安い-月間は4.8%上昇

欧州株式相場はほぼ変わらず。指標 のストックス欧州600指数は月間ベースでは昨年7月以来の大幅高とな ったものの、この日はウクライナが領土をめぐりロシアを非難したほ か、米国の昨年10-12月(第4四半期)の実質国内総生産(GDP)が 速報値から下方修正され、上昇力に欠ける相場展開となった。

オーストリア最大の銀行、エルステ・グループ・バンクは2009年5 月以来の大幅安。今年の業績は出だしが鈍いとの見方を示し、これが嫌 気された。英メディア大手ピアソンは3年ぶり安値に下落。13年通期決 算が減益となった。保険会社オールド・ミューチュアルは5.9%高。英 国での企業買収が買い材料。

ストックス欧州600指数は前日比0.2%高の338.02で終了。今月 は4.8%上げたが、その背景にはイエレン米連邦準備制度理事会 (FRB)議長が議会証言で、バーナンキ前議長が主導した政策を継続 し米経済を支える方針を示したことがある。

チャールズ・スタンレー(ロンドン)の調査責任者、ジェレミー・ バットストーンカー氏は電話インタビューで、「ウクライナが非常に深 刻な状況となる可能性を投資家は大変懸念している」と述べ、「かなり 好調な相場が1週間程度続いた後、投資家は様子見の姿勢を取ることに 満足で、取引はおおむね静かだ」と付け加えた。

ウクライナ議会は国連安全保障理事会の開催を求めるトゥルチノフ 大統領代行の動議を可決。南部クリミアでロシア軍の行動が伝えられ、 緊張が高まっている。米商務省が発表した第4四半期の実質GDP(季 節調整済み、年率)改定値は前期比2.4%増と、速報値(3.2%増)から 下方修正された。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予 想の中央値は2.5%増だった。

この日の西欧市場では18カ国中13カ国で主要株価指数が上昇。仏 CAC40指数は0.3%、独DAX指数は1.1%それぞれ上昇。英 FTSE100指数は0.1%未満下げた。

原題:European Stocks Are Little Changed as Erste Falls, Serco Gains(抜粋)

--取材協力:Corinne Gretler. Editors: Srinivasan Sivabalan, Will Hadfield

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