ヤヌコビッチ氏:脅迫でウクライナ出国、クリミアは流血回避を

ウクライナを追われたヤヌコビッチ 前大統領は28日、自身が依然として同国の正当なリーダーだと強調し た。また、家族も含め身に危険を感じる脅迫があったため、出国を余儀 なくされたと主張した。

ロシア南部のロストフ・ナ・ドヌで出国後初めて会見したヤヌコビ ッチ氏は、1週間前に欧州連合(EU)の調停で成立した和平合意をウ クライナが守るべきだと強調。同合意の下では12月末まで同氏が大統領 職にとどまることになっていた。また、同国議会は非合法だとし、安全 な状況になれば帰国すると誓った。

ヤヌコビッチ氏は「ウクライナの国民全員がだまされた。この合意 に署名した者、そしてその保証人として行動した者に答えてほしい」と し、「本物の大統領は私だ。憲法によれば、大統領が辞任しておらず、 しかもご覧のように生きているのであれば、そして議会から弾劾されて いないのなら、その人物はまだ大統領だ」と強調した。

ウクライナ南部のクリミアで武装勢力が議会建物や空港を占拠した 状況については、キエフでの蜂起への自然な反応だろうと語ったが、ク リミアはウクライナにとどまるべきだとし、流血の事態を回避するよう 当事者らに訴えた。

ヤヌコビッチ氏はこの日、会見までにロシアのプーチン大統領と電 話で話したことを明らかにした。また、来年行われるはずだった正規の 大統領選挙に出馬するつもりだったが、新政権が5月25日に実施する大 統領選は合法的なものとは見なさないとして出馬しない考えを示した。

また、ウクライナへの軍事介入を要請することはないとして、侵略 には「断固」反対すると言明。その上で、ウクライナの混乱を終わらせ るためにロシアは支援すべきだと付け加えた。

原題:Yanukovych Says He Wasn’t Ousted, Fled Ukraine Amid Threats (2)(抜粋) Yanukovych Opposes Invasion of Ukraine, Calls for Russia Support (抜粋)

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