中国の不動産株に好機、バリュエーション低下で-テンプルトン

中国株式市場では不動産株のバリュ エーション(株価評価)が過去最低水準に落ち込んだが、UBSウェル ス・マネジメントやテンプルトン・エマージング・マーケッツ・グルー プはそうした混乱を買いの好機と捉えている。

一部の投資家の間では、銀行の融資削減に伴い不動産開発会社の利 益の伸びが鈍化するとの懸念が広がっているが、UBSウェルスのケル ビン・テイ氏は融資引き締めで支出増が抑制され、結果的には業界全体 にとって有益とみている。テンプルトンは債務水準が低めで上海など大 都市でプロジェクトを手掛ける不動産銘柄を買い入れている。上海の住 宅価格は1月に前年同月比18%上昇した。

上海不動産株指数は今年に入り12%下落。中国では借り入れコスト が上昇し、地方政府は住宅の値上がりを抑える措置を講じている。同指 数の株価純資産倍率(PBR)は1.1倍と、ブルームバーグが集計を開 始した1998年以降で最低。MSCIオールカントリー世界不動産株指数 を25%下回り、同指数との比較で過去最低となっている。

テンプルトンのマネーマネジャー、デニス・リム氏は27日のインタ ビューで、「鍵となる市場に軸足を置く極めて優良で力強い不動産会社 数社を発掘し、そうした企業に投資してきた」と指摘、さらに「皆が中 国市場の住宅バブルを口にしているが、中国は均一な国家ではない」と 付け加えた。ただ、具体的な投資先企業名は明らかにしなかった。

原題:Templeton Braving China Home Bubble With Bet on Cheap Shares (1)(抜粋)

--取材協力:Allen Wan. Editor: Richard Frost

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