人民元、対ドルで過去最大の下げ-許容変動幅拡大との観測

中国人民元は28日、ドルに対して過 去最大の下げとなった。中国の経済成長が鈍化する中で、中国人民銀行 (中央銀行)が元の許容変動幅を拡大し、元相場の一段のボラティリテ ィ(変動性)を認めるとの観測が広がった。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海 市場で一時0.86%下落し、10カ月ぶり安値の1ドル=6.1808元を付け た。日中取引の下落率としては、2007年にさかのぼるCFETSのデー タで最大。ブルームバーグのデータでは、中国が公定・市場レートを統 合した1994年初め以来の大きな下げとなった。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト29人を対象に実施した調査 では、人民銀は6月末までに元の許容変動幅を2倍に拡大すると大方が 予想した。

人民元は上海市場で前日比0.27%安の1ドル=6.1450元で終了。1 月14日に付けたここ20年での高値の6.0406元から1.7%下落している。

ブルームバーグが集計したデータによれば、香港オフショア市場の 人民元は現地時間午後4時54分(日本時間同5時54分)現在、前日 比0.22%安の1ドル=6.1199元。一時は半年ぶり安値の6.1336元を付け ていた。今月は1.4%安と、11年9月以来の大幅な下げ。

元の1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は前日 比0.15%安の6.1585元。一時6.16元と、昨年11月18日以来の安値を付け た。

--取材協力:Sandy Hendry. Editors: James Regan, Robin Ganguly

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