ローブ氏:ボラティリティ上昇を予想、投資の好機に

米資産家でヘッジファンド運営会社 サード・ポイントを率いるダン・ローブ氏は27日、今年は相場変動がよ り激しくなり、自身のポートフォリオを拡大する好機がもたらされると の見通しを示した。

5年にわたる強気相場で株価が上昇し、ボラティリティ(変動性) は過去平均を下回っている。S&P500種株価指数は2013年に30%上昇 と、16年ぶりの大きな上げとなった。11年以降は10%を超える下落を記 録していない。

ローブ氏は再保険会社サード・ポイント・リインシュアランスの業 績に関する電話会議で、「われわれは年内にボラティリティが高まると 考えており、相場下落により魅力的な投資機会が生じることを期待して いる」と述べた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX)は26日に14.35で終了。1990年以降の平均(20.15)を下回って いる。S&P500種は1月15日から2月3日までに5.8%下落したが、そ の後は持ち直している。

ローブ氏は27日、サード・ポイント・リインシュアランスの昨年10 -12月(第4四半期)の投資リターンが6%になったことを明らかにし た。ダウ・ケミカルやアライ・ファイナンシャルなどへの投資が寄与し た一方で、ソニーへの投資は痛手となった。ソニー株は昨年10-12月 に13%下落した。

同氏はスピンオフ(分離・独立)や合併などによる変化の時期を捉 えて企業の株式や社債を売買する「イベント・ドリブン」型投資を行っ ている。

原題:Loeb Sees Increased Volatility Boosting Chances for Investment(抜粋)

--取材協力:Jeremy Herron、Nikolaj Gammeltoft. Editors: Dan Kraut, Steve Dickson

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