エール大基金、「アルファは死んでいない」-投資モデル擁護

大学寄付基金の規模で世界2位のエ ール大学は、他の投資家より高いリターンを目指しており、「アルフ ァ」、つまり市場リターンを上回る運用成績を挙げることが依然できる との見方を示した。同基金の規模は208億ドル(約2兆1200億円)。

同大の投資オフィスを運営するデービッド・スウェンセン氏は年次 報告書で「アルファは死んでいない」と説明。ポートフォリオの大半に 引き続きプライベートエクイティ(PE、未公開株)などの代替資産を 組み込んでいることを明らかにした。ウィルシャー・アソシエーツによ ると、同基金の昨年6月末までの1年間の投資リターンはプラス12.5% と、財団・基金全体の平均である11.3%を上回った。

投資オフィスは「代替資産への投資が増え競争が激化しても当基金 はアルファを創出することができた。アルファは死んでいないが、全て の投資家がそれにアクセスする機会があるわけではないかもしれない」 と指摘している。

世界金融危機の発生に加え、売却が困難な資産を多く抱え現金が不 足していたエール大などの大手大学基金は2009年に過去最大規模の損失 を計上。運用方法の見直しを進めている。PEなど代替資産への投資リ ターンが上場株式や債券を下回る中、これらの大手基金は中小規模の基 金と比較して際立ったリターンを上げていない。

原題:Yale Says ‘Alpha Is Not Dead’ as It Defends Investment Model (2)(抜粋)

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