米国のエネルギー自立への道のり険しく-掘削コスト高で

シェールオイルブームを追い風に可 能性が高まった米国のエネルギー自立への道のりは、予想よりずっと困 難なものになりそうだ。

独立系石油生産会社は今年、掘削投資1.50ドル(約150円)当たり 1ドルの利益しか得られない見込み。シェール層での生産は従来型の生 産方法と比較して速いペースで減少している。国際エネルギー機関 (IEA)によると、ノースダコタ州のバッケンシェールでは、日 量100万バレルの生産量を維持するためだけに年間2500本の新設油井が 必要となる見通し。これらは予想される障害のほんの数例だ。

米サンチェス・エナジーは今年、テキサス州南部のイーグルフォー ドシェールに対して最大6億ドルの投資を計画している。これは2013年 の予想売上高のほぼ2倍の額。同州はノースダコタ州と並んで掘削ブー ムの中心となり、米国の原油生産は約26年ぶりの高水準に増加した。同 社の17日の規制当局への届け出によると、「サンテ・ノース1H」油井 では原油の5倍の量の水が抽出された。

テキサス大学の石油・地質工学部のタッド・パツェック学部長は 「われわれはこれまでとは違う世界で生きている。原油を増産するため に一層エネルギーと取り組みが必要とされ、コストも高くなるだろう」 と述べた。

米国のエネルギーの自給が可能かどうかは資金調達の条件と原油価 格がコストをカバーできる水準にあるかにかかっている。原油相場が1 バレル当たり100ドルを上回っていてもシェール層の開発会社の投資ペ ースは利益を上回っている。

原題:Dream of U.S. Energy Independence Slams Against Costs of Shale(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE