欧州株:続落、ウクライナ南部クリミアの緊張で-RBS大幅安

欧州株式相場は続落。ウクライナの 政変後、同国南部のクリミアで緊張が高まったことが嫌気された。

英広告会社WPPが3.5%、ドイツ保険会社アリアンツが2.3%それ ぞれ下落。両社ともに利益が予想を下回った。英銀ロイヤル・バンク・ オブ・スコットランド・グループ(RBS)は7.7%の値下がり。2013 年通期決算が、08年の政府救済受け入れ後で最大の赤字となった。一 方、世界最大の上場ヘッジファンド運用会社、英マン・グループは14% の大幅上昇。1億1500万ドル相当の自社株買い計画が好感された。

ストックス欧州600指数は前日比0.2%安の337.21で終了。前日は、 クレディ・スイス・グループを中心に銀行株の下げが響いた。

ホバート・キャピタル・マーケッツ(ロンドン)の株式セールスト レーダー、ジャスティン・ハック氏は「市場は大量の流動性とクリミア の深刻な状況という2つのテーマの間で揺れているが、残念ながらクリ ミア情勢の影響が広がるだろう」と電話で指摘。「市場は既に沸き立っ ていたので、ほんの小さな地政学的リスクでぐらっと傾く。しかも、こ れは小さな問題ではない」と付け加えた。

ロシア系住民が多いクリミアでは、同地域のステータスについて住 民投票を5月25日に実施することで議員らが合意したと、インタファク ス通信が報じた。ロシア当局は前日、ウクライナとの国境付近での軍事 演習を命じている。クリミアにはロシア軍の黒海艦隊の基地がある。

この日の西欧市場では18カ国中11カ国で主要株価指数が下落。仏 CAC40指数は0.1%未満、独DAX指数は0.8%それぞれ下げた。英 FTSE100指数は0.2%値上がりした。

原題:European Stocks Drop for Second Day on Escalating Crimea Tension(抜粋)

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