ダイモン氏が招いたJPモルガン減収「天候が要因」との誤解

米銀JPモルガン・チェースのジェ イミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)はトレーディング収入の落 ち込みについて語った際、「weather」という言葉を用いた。事業環境 の雲行きを表現していたのであって、米国を今年襲った北極気団のこと ではない。

ところが、聞き手は言葉通りに受け取った。JPモルガンの会長を 兼務するダイモン氏は25日にニューヨークの本社で開いた投資家説明会 で、収入落ち込みについて「単にそういう雲行きのせいだ」と発言し た。同氏によると、JPモルガンの今年これまでのトレーディング収入 は前年同期に比べ15%ほど少ない。

同氏のこの発言を受けて少なくとも3人のアナリストが、JPモル ガンのトレーディング収入減少を今年の冬のせいにした。この冬は米中 西部から北東部にかけて平年よりも降雪量が多く、米気候データセンタ ー(NCDC)によれば2014年は11年以来で最も寒い年明けとなった。 CEOの発言から数時間以内に、天候に言及した調査リポートが現れ始 めた。

JPモルガンの広報担当、ブライアン・マーチオニ氏によれば、ダ イモン氏は実際の天候が減収をもたらしたと言ったわけではない。「市 場の取引高というのは天候と同じように予想がつきにくいということを CEOは言ったのだ」とマーチオニ氏は電子メールで説明した。

原題:Dimon Quip Leads Analysts to Blame Trading Slump on Polar Vortex(抜粋)

--取材協力:Brian K. Sullivan. Editors: Peter Eichenbaum, David Scheer

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