英RBS:13年は政府救済以降で最大の赤字-再編の詳細発表

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコ ットランド・グループ(RBS)の2013年決算は、08年の政府救済受け 入れ後で最大の赤字となった。同行は投資銀行と海外事業を縮小する計 画の詳細を発表した。

27日の発表によると、13年純損益は約90億ポンド(約1兆5320億 円)の赤字。前年の赤字幅は61億ポンドだった。顧客への賠償に備え38 億ポンド前後を引き当てたほか、不良資産を引き受けるバッドバンクの ための費用として約48億ポンドの引当金を計上した。

ロス・マキューアン最高経営責任者(CEO)は海外事業と投資銀 行部門のリスク加重資産を20年までに500億ポンド減らし、今後4年で 費用を50億ポンド削減する計画を明らかにした。事業再編に伴い人員も 減らすとしている。5年余り前にRBSを救済した英政府は、依然とし て同行の80%を保有している。

13年の営業損益は一時項目後で82億ポンドの赤字。これも前年の赤 字幅52億8000万ポンドを上回った。ブルームバーグがまとめたアナリス ト11人の予想中央値は67億ポンドの赤字だった。

株価は27日のロンドン市場で一時4.5%下落。ロンドン時間午前8 時7分現在は3.7%安の340.9ペンスで、政府が損益分岐点とする407ペ ンスを下回っている。

発表によると、RBSは13年のボーナスとして行員に5億7600万ポ ンドを支払う。前年は6億7900万ポンドだった。

マキューアンCEOはこの日示した事業再編計画で、株主資本利益 率(ROE)12%の目標を設定した。向こう4年で費用の対収入比率を 現在の73%から55%程度まで減らす方針。コアエクイティTier1自 己資本比率は12%前後を目指す。

これらの目標を達成するため、現在7部門の組織を再編し、パーソ ナル・コマーシャル・バンキングとコマーシャル・プライベート・バン キング、コーポレート・インスティチューショナル・バンキングの3部 門体制とする。

パーソナル部門で利益の半分程度、コーポレート部門で2割程度を 稼ぐことを目指すという。

3部門の責任者がそれぞれに事業計画を策定するまでは人員削減の 規模は特定できないと、マキューアンCEOが記者団に述べた。

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