個人がことし初の日本株売り越し、海外勢買い転換-2月3週

2月3週(17-21日)の日本株市場 で、個人投資家がことし初めて売り越したことが東京証券取引所の公表 データで明らかになった。一方、海外投資家は2週ぶりに買い越し。

東京証券取引所が27日午後に発表した投資部門別売買状況(東京、 名古屋2市場1・2部等合計)によると、第3週に個人投資家は差し引 き2998億円を売り越した。売り越しは7週ぶり。前の週は494億円の買 い越しだった。

野村証券エクイティ・ストラテジー・チームの柚木純ストラテジス トは、「単純に相場が上がったので、利益確定売りが出たのだろう」と 言う。年明けから株安局面が続いたことによるセンチメントの悪化で、 「戻り待ちの売りを急ぐ個人もいたようだ」と話した。

第3週の日経平均株価は、前の週末に比べ552円64銭(3.9%)高の 1万4865円67銭と7週ぶりに反発。日本銀行の追加金融緩和に期待が膨 らんだほか、米国の景気回復の流れは変わらないとの見方などが相場全 般の押し上げにつながった。

海外投資家は459億円買い越した。前の週は1858億円の売り越し。 現物の買越額は小幅だが、先物ではTOPIX、日経225ミニなど2700 億円以上買い越しており、「年初から膨らんだ海外勢による先物売りの 手じまいが、相場を押し上げた主因」と柚木氏は見ている。

このほかの主体別動向は、買い越しが年金基金などの動向を反映す る信託銀行(買越額470億円)、投資信託(同184億円)、その他法人等 (同68億円)など。売り越しは事業法人(売越額205億円)、生保・損 保(143億円)など。

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