東京でPM2・5濃度が上昇、都心3区も「注意喚起」レベルに

東京都心で大気中に含まれる微小粒 子状物質(PM2・5)の濃度が27日に上昇し、千代田、中央、港の都 心3区では、国の指針で「注意喚起」の判断に用いる水準に近い数値を 観測した。

東京都環境局がウェブサイトで開示したデータによると、 都内で は午後2時から同4時ごろにかけ濃度上昇が目立ち、千代田区の測定局 では1時間当たりの平均濃度の最高値が1立方メートル当たり85マイク ログラムに達した。前日平均は同49.4マイクログラムだった。中央区の 最高値は同93マイクログラム、港区は同91マイクログラムでともに前日 平均値から上昇。世田谷区では一時102マイクログラムを記録した。

国の暫定指針は、PM2・5の1日平均値が70マイクログラムを超 えたり、午前5時から7時までの1時間濃度が85マイクログラムを超え たりした場合を、自治体が注意喚起を判断する数値と位置付けている。 具体的な行動の目安としては「不要不急の外出や屋外での長時間の激し い運動をできるだけ減らす」ことを促している。

日本気象協会の佐々木寛介氏は、日本での濃度上昇について「中国 の工業地帯などから日本に到達する分のベースが上がり、そこに国内の 汚染が上乗せされている。今日は風が弱く汚染物質が漂いやかった」な どと分析。国内対策は進んでいるものの、「今は海外のからの汚染が無 視できないレベルになってきている」などと指摘した。

PM2・5の濃度は26日に各地で上昇が観測され、共同通信による と大阪府では府民に注意喚起をしたが、東京では急激な上昇はみられな かった。

--取材協力:Bret Okeson、Kanoko Matsuyama. Editors: 平野和, 谷合 謙三

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