きょうの国内市況(2月27日):株式、債券、為替市場

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●日本株続落、中国やウクライナ警戒-不動産下げ、金融や資源も

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東京株式相場は続落。中国の景気や金融市場に対する懸念がくすぶ るほか、ウクライナ情勢の不透明感も再燃し、リスク資産投資に消極的 なムードが広がった。国内政策の停滞感を指摘する声も聞かれ、業種別 では不動産株が下落率トップ。保険や銀行など金融株、鉱業など資源関 連株も安い。

TOPIXの終値は前日比8.00ポイント(0.7%)安の1217.35、日 経平均株価は47円86銭(0.3%)安の1万4923円11銭。

豪コロニアル・ファースト・ステート・グローバル・アセット・マ ネジメントの投資市場調査責任者、スティーブン・ハルマリック氏は 「マーケットは再びこう着状態になっており、新たな進展を待ってい る。中国のスローダウン、他の新興国市場が抱えるリスク、米経済がど の程度強く回復に向かうかどうかを誰もが見極めたい」と話した。

東証1部33業種は不動産、その他金融、保険、その他製品、銀行、 石油・石炭製品、小売、鉱業、金属製品、建設など30業種が下落。売買 代金上位ではソフトバンク、三菱UFJフィナンシャル・グループ、野 村ホールディングス、楽天、JT、任天堂、三菱地所、三井不動産、住 友不動産、オリックス、ユニ・チャームなどが下落。海外で転換社債型 新株予約権付社債(CB)を発行するアドバンテストも、潜在株式の増 加が嫌気され安い。

電機と精密機器、医薬品の3業種は上昇。個別では、期末配当を1 株8円としたパナソニックが5日続伸し、NEC、富士通、ファナッ ク、アステラス製薬、新生銀行、富士重工業、ヤマトホールディングス が高い。

東証1部の売買高は22億4916万株、売買代金は1兆9778億円。下落 銘柄数は1224、上昇は440。

●債券先物下落、超長期ゾーンの売りが重し-2年債入札は予想通り

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債券市場では先物相場が下落した。日本銀行の買い入れオペ減額を 背景にした需給悪化懸念で超長期債が売られたことが重しとなった。一 方、きょう実施された2年債入札では最低落札価格が市場予想通りだっ た。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比4銭高の145円22銭で開 始し、直後に145円24銭まで上昇した。その後は水準を切り下げ、終了 前には145円12銭まで下落。結局は3銭安の145円15銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の332回債利回 りは同0.5ベーシスポイント(bp)低い0.58%で開始。その後は0.58 -0.585%で推移した。5年物の116回債利回りは0.5bp低い0.18%。20 年物の147回債利回りは0.5bp高い1.455%まで上昇し、午後3時前から は1.45%。30年物の41回債利回りは一時1.5bp高い1.65%を付けた 後、1.645%。

JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは、超長期 債について、前日の日銀買いオペで10年超のゾーンが減額された影響で 重たい展開だと説明。「月1000億円の減額となり、超長期債の需要に対 する影響が意識されている」と言う。

財務省がこの日実施した表面利率(クーポン)0.1%の2年利付国 債(338回債、3月発行)の入札結果によると、最低落札価格は100円5 銭と事前予想と一致。小さければ好調とされるテール(最低と平均落札 価格の差)は2厘と前回の3厘から縮小。投資家需要の強弱を示す応札 倍率は5.15倍と前回の7.17倍から低下した。

●ドルが対ユーロで2週間ぶり高値圏、FRB議長証言や欧州指標待ち

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東京外国為替市場ではドルが対ユーロで前日に引き続き約2週間ぶ り高値圏で推移。強めの米経済指標などを手掛かりにドルが買われた海 外の流れが相場を支えた。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議 長の証言やユーロ圏の経済指標を見極めようとの雰囲気が広がった。

午後3時47分現在のユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3691ドル前後 で推移。前日の海外市場では1.3760ドル付近までユーロが買われる場面 も見られたが、ロシアがウクライナの近くで軍事演習を準備していると の報道や1月の米新築住宅販売件数の上振れなどをきっかけにユーロ売 り・ドル買いが強まり、一時1.3662ドルと13日以来のユーロ安・ドル高 水準を付けた。

みずほ銀行国際為替部の唐鎌大輔マーケット・エコノミストは、イ エレン議長の証言について「この前証言があったばかりで、そこから大 きく逸脱することをいうはずがない」と指摘。その上で、「米国で悪い 数字が出ても基本的には天候要因として割り切られてしまう中で、米国 の悪さに目がいかない時間帯が続くだろう。金融政策の正常化の方にみ んなベットしているということはドルの堅調さにつながる」と話した。

ドル・円相場は1ドル=102円台前半でのもみ合いが続き、同時刻 現在は102円37銭前後となっている。唐鎌氏は、「ここ1カ月、市場の 目はドル・円からそれている」と指摘。

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