NATOと米国、ウクライナへの不干渉を要請-露の軍事演習で

北大西洋条約機構(NATO)と米 政府は、政変後のウクライナの一体性を維持するよう要請した。クリミ ア半島では緊張が高まっており、ロシア政府は国境付近で軍事演習を命 じた。

NATOは26日にブリュッセルで国防相理事会を開催し、ウクライ ナの「主権と独立、安定」を呼び掛ける声明を発表、「国境不可侵の原 則」を強調した。ロシアのインタファクス通信の報道によると、プーチ ン露大統領はウクライナとの国境沿いを含む中部と西部の軍管区で約15 万人参加の軍事演習を命じた。

1954年までロシアの一部で、現在もロシア黒海艦隊が基地を置くク リミア半島でのウクライナ民族主義者と親ロシア派デモ隊とのもみ合い は、先週のウクライナ大統領追放劇から派生した予想外の結果を浮き彫 りにした。

カーネギー国際平和財団欧州センター(ブリュッセル)のディレク ター、ヤン・テシャウ氏は「NATOはロシアに対し、極めて慎重に行 動し、ウクライナには介入するなとの非常に強いメッセージを送ろうと している」と指摘。「介入すれば非常に高い代償を払うことになるとい うことをロシアに伝える欧米諸国の統一見解だ」と付け加えた。

米当局者も内政不干渉の原則を強調した。オバマ米大統領のミネソ タ州訪問に同行しているホワイトハウスのアーネスト副報道官は記者団 に対し、部外者は挑発的な言動をやめねばならないと発言。ケリー米国 務長官はワシントンで、ウクライナの独立性を尊重するとの約束を果た すようロシア側に訴えた。

原題:NATO, U.S. Urge Intact Ukraine as Russia Holds Army Exercise (1)(抜粋)

--取材協力:Vladimir Kuznetsov、Paul Abelsky、Angela Greiling Keane. Editors: Leon Mangasarian, Patrick Henry

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