【個別銘柄】新生銀やパナソニク高い、任天堂と海洋掘は下落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

新生銀行(8303):前日比5.5%高の213円。米ゼネラル・エレクト リック(GE)から2008年に消費者金融のレイクを買収した際、GEと 結んだ過払い金返還に関する損失補償契約を今期限りで終了すると26日 に発表。契約打ち切りの代わりに、新生銀は3月末にGEから1750億円 を一括で受け取り、引当金に繰り入れる。SMBC日興証券ではニュー トラルな印象とし、昨年10-12月期のGEによる補償金水準で5.2年相 当分は現時点で十分妥当な引き当て水準を確保したと見る。

パナソニック(6752):2.6%高の1292円と5連騰。同社は26日、 これまで未定としていた2014年3月期末配当を1株8円にする、と発 表。年間では13円配の見込みで、前期無配に比べた株主還元の環境好転 が評価された。

任天堂(7974):3.9%安の1万2490円。大和証券では26日付の投 資家向けメモで、発表された施策では短期での業績改善は期待し難いと し、中長期施策も不透明感が強く、現時点で評価は難しいと判断。株価 純資産倍率(PBR)1倍を下限とした株価推移を予想する、とした。 会社発表の前期1株純資産は9598円。1月30日の経営方針説明会では、 ゲーム専用機を事業の基盤として維持するほか、健康関連の新規事業挑 戦、スマートフォン向けアプリの年内提供開始などが示された。

アドバンテスト(6857):1.6%安の1105円。海外市場で19年満期 ユーロ円建ての転換社債型新株予約権付社債(CB)300億円を発行す る、と26日に発表。潜在的な1株価値の希薄化、売り圧力の増大が懸念 された。調達資金は半導体・部品テストシステム事業での研究開発、テ ラヘルツ波製品など新規事業の運転資金、社債償還などに充当方針。

ヤマトホールディングス(9064):2.3%高の2127円。企業単位で 規制の特例措置を適用する産業競争力強化法(1月20日施行)に基づく 「企業実証特例制度」で、現行規制よりもアシスト力の大きいリヤカー 付電動アシスト自転車を活用できる措置が、物流用途のみを対象に4月 下旬ごろに創設されると経済産業省が26日に発表。申請事業者の物流配 送を行う企業は、共同通信によるとヤマト運輸で、規制緩和の恩恵を受 ける企業と見られた。

マキタ(6586):2.8%安の5640円。バークレイズ証券は26日、投 資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に引き下げ た。15年3月期は高収益の日本事業で為替効果の一巡、消費税増税前の 駆け込み需要の反動減を予想、利益回復が緩やかになるとみる。目標株 価は5000円を維持。

日本触媒(4114):4.3%高の1245円。みずほ証券は26日、投資判 断を「中立」から「買い」、目標株価を1300円から1600円に上げた。競 合する中国、アジアのメーカーに比べ同社製品の評価は高く、価格競争 を回避できると分析。16年3月期の連結営業利益は4年ぶりに過去最高 を更新する見通しとした。

椿本チエイン(6371):6.9%高の863円。SMBC日興証券は26 日、投資判断を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」、目標 株価を830円から990円に上げた。自動車部品以外の受注回復、15年3月 期に始まる新中期経営計画にチェーン、精機事業のグローバル展開が期 待されることは将来的な両事業の収益改善、バリュエーションの切り上 げにつながると予想した。

アマダ(6113):2.5%高の874円。SMBC日興証券は26日、投資 判断を「3(アンダーパフォーム)」から「2(中立)」に上げた。国 内の回復が続き、15年3月期も大幅増益を予想。同証の連結営業利益予 想を229億円から251億円に見直した。今期の会社側計画は150億円。

小糸製作所(7276):2.4%高の1915円。独立系調査会社のTIW は26日、株価見通し「2プラス(ややポジティブ)」から「1(ポジテ ィブ)」に上げた。米国、中国2大市場で国内外取引先からの受注が旺 盛、増産体制も整い、来期以降も増益基調の持続が見込めると指摘。同 証による15年3月期予想PERが9.6倍と、指標面でも割安とした。

ヒューリック(3003):3.6%安の1231円。クレディ・スイス証券 は26日、投資判断「アンダーパフォーム」を継続し、目標株価を1400円 から1300円に下げた。業績は堅調ながら、カバレッジ企業の中で相対的 に株価が割高と判断。今後上昇するには市場が驚く仕入れ、同社開発物 件の不動産投資信託(J-REIT)への売却が必要という。

日本海洋掘削(1606):2.7%安の4800円。マレーシアのPSB社 が同国石油会社のKPOC社から12年5月に受注した掘削工事案件につ いて、KPOCが同工事を解約したことで、PSBに提供予定だった掘 削サービス契約も解約されることになった、と26日に発表。今後の業績 への影響が懸念された。

エービーシー・マート(2670):4.5%安の4170円。JPモルガン 証券は、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に下げた。成長 率見通しなどに大きな変化はないが、向こう数カ月間は株価上昇のカタ リスト不足としている。第4四半期(13年12月-14年2月)は、円安と 商品ミックスの悪化で粗利益率の低下が同証の想定以上と判断する。

カプコン(9697):2.8%安の1932円。大和証券は26日、投資判断 を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に下げた。パッケー ジソフトの好調で14年3月期の会社計画に対する進捗(しんちょく)率 は高いものの、モバイルコンテンツの動向は期待外れで、15年3月期が 営業増益になる期待値は低下したという。

JALCOホールディングス(6625):9.6%安の226円。中古遊技 機の主要取引先であるオムコ(東京・台東区)が東京地方裁判所に破産 手続き開始の申し立てを行ったことに伴い、8億6942万円の債権に取り 立て不能・遅延の恐れが生じたと26日に発表。今後の業績への影響が懸 念された。

マルマエ(6264):7.6%高の753円。14年8月期の営業利益見通し を5000万円から1億円に上方修正する、ときょう午後に発表。FPD分 野の市場環境は引き続き厳しい中で、半導体分野の受注が好調、光学関 連の新規案件の受注も拡大しているため。前期比減益率は、従来の6割 から21%に縮小する見込み。

ヒーハイスト精工(6433):31%高の304円。金属素材と樹脂を組 み合わせた新しい軸受け部品を開発した、と日本経済新聞電子版が26日 夜に報道。機械に取り付けるフランジと呼ばれる「つば」部分を金属か ら樹脂に置き換えたもので、単価を4割削減したのが特徴といい、今後 の需要発掘が期待された。

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