米債券ETFへの投資意欲後退、資金流入減-経済への信頼映す

米国の債券で運用する上場投資信託 (ETF)は高リスク資産への投資マネーのシフトを背景に、株式 ETFに比べて劣勢になりつつあり、米経済の強さに対する信頼感が浮 き彫りになっている。

ブルームバーグの集計データによると、債券ETFへの資金流入 は26日に2億5100万ドル(約257億円)と、20日平均の9億6000万ドル を大きく下回った。株式ETFへの流入は39億ドル。

アルゼンチンやトルコなどの新興国の混乱や米国の1月の雇用が伸 び悩んだのを受けて、米国株ファンドから債券ファンドに記録的な規模 の資金がシフトした後、投資家の間ではリスクテーク意欲が再燃してい る。投資マインドの回復で比較的安全な証券の需要が後退している。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(ボストン) で米州のETF調査責任者を務めるデービッド・マッツァ氏は電話イン タビューで「今年はリスク回避への大転換で始まった。その後市場が新 興国のニュースを見極め、米国発の最新データの一部を吸収できるよう になったことから、株式市場の先行きにもう少し信頼感が広がってき た」と指摘した。

ブルームバーグの集計データによると、ジャンク債ETFの上位10 本の運用資産合計は25日時点で347億ドルと、1月22日以来の高水準に 達した。マッツァ氏は「高利回り債のETFへの資金流入の増加が見ら れる。これは広範な経済の見通しに信頼感が多少戻りつつあることの表 れだ」と述べ、「投資家はポートフォリオで取るリスクを増やすことに 再び前向きになっている」と分析した。

原題:ETF Appetite for Fixed Income Diminishes on Reduced Money Flows(抜粋)

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