2月26日の米国マーケットサマリー:ドル上昇、株は変わらず

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3685   1.3745
ドル/円            102.37   102.24
ユーロ/円          140.09   140.52


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,198.41     +18.75     +.1%
S&P500種           1,845.16      +.04      +.0%
ナスダック総合指数    4,292.06      +4.48     +.1%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .32%        +.01
米国債10年物     2.66%       -.04
米国債30年物     3.63%       -.03


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,328.00    -14.70   -1.09%
原油先物         (ドル/バレル)  102.48      +.65     +.64%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロで今月最大の上げと なった。1月の米新築住宅販売件数が予想外に増加したため、米連邦準 備制度理事会(FRB)のイエレン議長が27日の上院での証言で、資産 購入の縮小を継続する方針をあらためて示すとの思惑が強まった。

ドルは主要16通貨の大半に対して上昇。厳しい寒さが今年の経済成 長を圧迫する中、今回の新築住宅販売が発表された。中国人民元は中国 人民銀行(中央銀行)が中心レートを引き下げたため、昨年7月以来の 安値を付けたが、その後は下げ渋った。

BNPパリバの為替ストラテジスト、マイケル・スネイド氏(ロン ドン在勤)は「ドルは下向きよりも上向きのサプライズに対して反応し やすくなるだろう。米経済はなお基本的には成長している。経済指標の 示す鈍化は一時的なものにすぎない」と述べた。

ニューヨーク時間午後3時46分現在、ドルは対ユーロで前日 比0.4%高の1ユーロ=1.3685ドル。対円では0.1%高の1ドル=102 円37銭。円は対ユーロで0.3%高の1ユーロ=140円09銭。

◎米国株式市場

米株式相場はほぼ変わらず。S&P500種株価指数は前日までの2 日間と同様、一時終値ベースでの過去最高値を上回ったが、その水準を 維持できなかった。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比ほぼ横ばいの1845.16。ダウ工業株30種平均は18.75ドル (0.1%)上昇の16198.41ドル。

ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング担当マネ ジングディレクターのマイケル・ジェームズ氏は「短期的に見て市場は 少々疲れ気味だ」と指摘。「最高値をなかなか更新できないという問題 はある。だがそれは一時的なものだろう。この水準から大きく下振れる とはみていない。ファンダメンタルズ面ではなく、心理的な面が影響し ているためだ」と述べた。

◎米国債市場

26日の米国債は続伸。午後に実施された5年債の入札(350億ド ル)では過去の平均を上回る需要があった。悪天候が影響していると考 えられている経済統計は根本的な景気の弱さも反映しているとの懸念が 広がった。

入札結果によると、投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.98倍 と、2012年9月以来の最高だった。27日発表される1月の耐久財受注は 前月比での減少が予想されている。1月の小売売上高と消費者信頼感指 数はいずれも前月から落ち込んだ。27日はイエレン連邦準備制度理事会 (FRB)議長の議会証言がある。

大和証券キャピタル・マーケッツ・アメリカの債券部門責任者、レ イ・レミー氏(ニューヨーク在勤)は、「入札は素晴らしい結果だっ た」と述べ、「低い利回りが続くだろう。相場は統計次第だ。次々に予 想を下回る統計が発表されている。景気動向を見極める必要があるだろ う」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後3時8分現在、既発5年債利回りは前日比3ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下の1.48%。同年債(表面利率1.5%、2019年1 月償還)価格は5/32上昇の100 3/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反落。ほぼ4週間ぶりの大幅安となっ た。米新築住宅販売が約5年ぶりの高水準になったことを背景に景気へ の楽観が強まり、代替投資としての金買いが減退した。米商務省が発表 した1月の米新築一戸建て住宅販売は前月比9.6%増の46万8000戸と、 エコノミストの予想を上回った。ドルは主要10通貨のバスケットに対し て3週間ぶりの大幅高となった。

RJオブライエン・アンド・アソシエーツ(シカゴ)のシニア商品 ブローカー、フィル・ストライブル氏は電話インタビューで、「きょう の指標は金市場に打撃を与えた」と指摘。「大きく上昇していた後の反 動売りも出ている」とも述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4 月限は前日比1.1%安の1オンス=1328ドルで終了。中心限月としては 1月30日以来の大幅下落となった。一時は1345.60ドルと、昨年10月30 日以来の高値をつけた。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は上昇。オクラホマ州クッシングの在庫 が先週、減少したことが影響した。

カナダのトランスカナダは1月にクッシングからテキサスへ石油を 輸送するためパイプライン「キーストーンXL」の南伸部分の稼働を開 始した。

IAFアドバイザーズ(ヒューストン)の商品調査ディレクター、 カイル・クーパー氏は、「クッシング在庫の減少はこのパイプラインが 影響した。このトレンドは続くだろう」と述べ、「相場の勢いから見 て、市場はなお強気である」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前日 比76セント高の1バレル=102.59ドルで終了した。

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