欧州債:ドイツ債上昇、ECB緩和期待とロシアめぐる緊張で

26日の欧州債市場では、ドイツを中 心にユーロ参加国の国債が総じて上昇。欧州中央銀行(ECB)が追加 緩和を実施するとの期待で、国債需要が強まった。

独10年債利回りは昨年8月以来の低水準に近づいた。ロシアがウク ライナの近くで軍事演習を準備しているとの報道も、安全資産需要に拍 車を掛けた。フランスとオランダ、ギリシャの国債も値上がり。ただ し、ドイツがこの日実施した30年債入札では、応札額が目標上限に届か なかった。ECBは来週、金融政策を決定する。過去の証券市場プログ ラム(SMP)に基づく債券購入に伴う過剰流動性について、これを吸 収する不胎化をやめるなどの措置が検討されるとの観測が浮上してい る。

ニューエッジ・グループ(ロンドン)のシニア債券ストラテジス ト、アナリザ・ピアッツァ氏は「ECBから幾分ハト派の発言があった り、SMPの不胎化をやめる示唆をするだけでも、10年債には一段とプ ラスだろう」と指摘。「ドイツ国内では、30年債より10年債が現段階で は有利だ」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時31分現在、ドイツ10年債利回りは前日比3ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.62%。5日には昨年 8月1日以来の低水準となる1.60%まで下げた。同国債(表面利 率1.75%、2024年2月償還)の価格はこの日、0.28上げて101.23。

フランスの10年債利回りも3bp低下の2.20%。オランダ10年債利 回りも3bp低下の1.84%。

ドイツ政府はこの日、30年債入札を実施。目標上限の30億ユーロに 対し、応札額は27億9400万ユーロだった。流通市場で2044年7月償還債 (表面利率2.5%)の利回りは5bp低下の2.47%。

ギリシャ10年債相場は3日続伸。同国中央銀行のプロボポラス総裁 と欧州委員会、国際通貨基金(IMF)、ECBの当局者との会合は同 国の銀行に必要な追加資本の額で合意できずに終わったものの、協議は 来週再開されると、中銀当局者がブルームバーグ・ニュースに語った。 利回りは16bp低下の7.19%。一時は2010年5月以来の低水準とな る7.18%に下げた。

英10年債利回りは2bp低下の2.73%。同国債(表面利 率2.25%、2023年9月償還)価格は0.155上げ96.04。

原題:German Bonds Rise With European Peers on Stimulus Bets, Russia(抜粋) Citigroup Sees Pound Extending World-Best Run on BOE Confidence (抜粋)

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