【個別銘柄】権利落ち安い、EV電池や抗肥満のアイロム急伸

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

小売、外食など権利落ち銘柄:2月本決算銘柄はきょうが配当、株 主優待などの権利落ち日で、権利確定後の売りに押された。2月期末に 1株35円の配当を行うセブン&アイ・ホールディングス(3382)が前日 比2.9%安の3922円、50株以上の株主に優待食事券があるカッパ・クリ エイトホールディングス(7421)は3.5%安の944円、記念配含む1株36 円の期末配当と100株以上の株主に優待食事券があるクリエイト・レス トランツ・ホールディングス(3387)は3.2%安の2901円、配当とハム など製品引換券のある米久(2290)も6.1%安の845円。

パナソニック(6752):5.3%高の1259円。電気自動車(EV)メ ーカーの米テスラ・モーターズと共同で、米国にEV向けの電池工場を 建設することで最終調整に入ったと26日付の日本経済新聞朝刊が報 道。2017年の稼働を目指すといい、将来的なEVの普及、市場拡大を見 込む買いが入った。リチウムイオン電池の正極材メーカーにも投資人気 が波及、戸田工業(4100)が6.2%高の275円、田中化学研究所(4080) が80円(18%)高の527円でストップ高。

京セラ(6971):2.3%高の4728円。多結晶シリコン太陽電池で、 変換効率が同社での過去最高値を0.8ポイント上回る18.6%を達成した 太陽電池セル(量産レベル)の開発に成功した、と25日に発表。今夏か ら同セルを採用した高出力モジュールを国内で販売する予定とし、きょ うから28日まで開催中の「PV EXPO2014-太陽電池展」に参考出 品する。今後の需要拡大を見込む買いが入った。

NTTデータ(9613):3.2%高の4190円。日本郵政グループは来 年度からの3年間で総額1兆円を超す設備投資に踏み切り、金融や物流 などに使うシステム投資が4000億円前後になる見込みと26日付の日経新 聞朝刊が報道。NTTデ有価証券報告書によると、前年度末時点で郵政 Gに対し106億円の売掛金があり、受注の継続が見込まれた。

アイロムホールディングス(2372):150円(19%)高の959円でス トップ高。子会社のディナベック(本社:茨城県つくば市)が国立国際 医療研究センター、日本全薬工業と共同で、「肥満に対する創薬研究ツ ールの開発」を開始するときょう午後2時に発表。体内脂肪を減らす役 割を担うヒト褐色脂肪細胞を用いた新規薬剤のスクリーニング系を立ち 上げ、有効な抗肥満薬の創出を目指すとしており、今後の研究成果を期 待する買いで午後に急騰した。

ゼンショーホールディングス(7550):7.5%安の1125円。新株発 行による公募増資などで、302億円を調達すると25日に発表。発行済み 株式数は1月末と比べ最大で23%増えるため、1株価値の希薄化が懸念 された。調達資金は設備投資などに充当方針。

ジーエス・ユアサコーポレーション(6674):2.3%安の594円。海 外市場で19年満期ユーロ円建ての転換社債型新株予約権付社債 (CB)250億円を発行する、と25日に発表。潜在的な1株価値の低 下、株式売り圧力の増大が懸念された。調達資金は海外事業の強化を狙 い中国やタイ、ベトナムでの土地取得や設備投資、国内自動車・産業電 池事業の設備投資、有利子負債の返済などに充当方針。

良品計画(7453):3.5%安の9700円。大和証券は25日、投資判断 を「1(買い)」から「2(アウトパフォーム)」に下げた。短期的に は国内事業が懸念材料で、15年2月期の営業増益率は鈍化すると予想。 ただ、中長期では海外事業のけん引で高い利益成長が期待でき、中長期 観点で強気の投資スタンスを推奨するとしている。

ミクシィ(2121):2.8%高の6280円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券は25日、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に上 げた。目標株価は7800円。アプリゲーム「モンスターストライク」を中 心に同証による業績予想を増額、3月のテレビ広告効果でダウンロード 数の増加、業績貢献への期待が株価上昇のカタリストになるとした。

商船三井(9104):1.7%高の424円。SMBC日興証券は25日、投 資判断「1(アウトパフォーム)」を継続した。今期に赤字幅が拡大し たコンテナ船事業の経常損益も、15年3月期は大型船の本格就航による 効率化、今期事故の影響反動、運賃回復などから30億円の黒字転換を予 想。16年3月期は970億円への大幅増益を想定している。ばら積み船運 賃市況のバルチック・ドライ指数が25日に2%高と反発、1カ月ぶりの 高値水準に戻してきたことも支援材料になった。

アシックス(7936):3.4%高の2029円。クレディ・スイス証券 は25日、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価 を1800円から2400円に上げた。転換社債型新株予約権付社債(CB)で の調達資金による直営店出店、物流施設、基幹システムなど積極投資は 堅実に回収されるとし、成長率見通しの切り上がりを予想した。

チムニー(3178):7%高の1425円。3月4日付で東証2部から第 1部に上場市場が変更される、と25日に発表。今後のTOPIX算入に 伴うファンド資金の流入など、投資家層の広がりが見込まれた。

北越工業(6364):7.7%高の533円。3月4日付で東証2部から第 1部に上場市場が変更される、と25日に発表。今後のTOPIX組み入 れによるファンド資金の流入など、投資家層の広がりを見込む買いが膨 らんだ。1部指定の記念配当2円を実施し、従来15円としていた期末配 当予想を17円に引き上げた。

菱洋エレクトロ(8068):3.1%高の1148円。発行済み株式総数 の2.08%に当たる60万株の自社株を3月5日付で消却する、と25日に発 表。1株価値の向上が評価された。

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