米国株:下落、住宅価格や消費者信頼感の指数を嫌気

米国株相場は下落。住宅価格指数の 伸び減速や、消費者信頼感指数の低下が背景にある。

オフィス・デポが安い。決算が予想外に赤字となったことが嫌気さ れた。テネット・ヘルスケアも下落。業績見通しがアナリスト予想に届 かなかった。メーシーズとホーム・デポは上昇。テスラ・モーターズは 大幅高となった。モルガン・スタンレーが株価目標を2倍強に引き上げ たことが手掛かり。

S&P500種株価指数は前日比0.1%安の1845.12。一時、終値ベー スでの最高値を上回る場面もあった。ダウ工業株30種平均は27.48ドル (0.2%)下げて16179.66ドル。

シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニアテクニカル ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「最高値更新を目前に足踏 みしているようだ」と分析。「市場参加者は一歩下がって、再び最高値 をうかがえるか様子見している」と述べた。

市場では株価が過去最高値付近にある機会を捉え、利益を確定しよ うとする動きが出ている。ブルームバーグのデータによれば、前日には 米株上場投資信託(ETF)から約17億ドルの資金引き揚げがあり、2 月に入ってからの流出額の合計は60億ドル近くに上っている。

強気相場

S&P500種は今月3日以降に約6%上昇。住宅市場や雇用関連の 統計が軟調だったものの、市場ではこの冬の厳しい寒さで説明がつくと の見方が広がった。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は 今月、米経済は十分力強く、刺激策の縮小に耐えられるとの認識を示し た。また経済の「見通しが著しく変化した場合」のみ、政策当局は債券 購入の縮小ペースを減速させると説明した。

ING米国インベストメント・マネジメントのチーフ市場ストラテ ジスト、ダグラス・コート氏は「2月の相場は極めて好調だ」と指摘。 「2014年は世界的に見て、もはや景気の回復ではなく拡大をより認識す る年になる」と述べた。

金融当局による3回の刺激策が寄与し、S&P500種は09年に付け た12年ぶり安値から173%上昇している。

経済指標

全米20都市を対象にした12月のスタンダード・アンド・プアーズ (S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で13.4%上昇。 ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の予想中央値と一致し た。11月は前年比で13.7%上昇した。前月比で伸び率が低下したのは昨 年6月以来で初めて。

また米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した2月の消 費者信頼感指数は78.1と、前月の79.4(速報値80.7)から低下した。ブ ルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は80だった。

オフィス・デポは8.8%安の4.88ドル。同社の第4四半期決算では 1株損益が市場予想に反して3セントの赤字となった。

テネット・ヘルスケアは9.1%下げて43.93ドル。同社は今期の EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)について18 億-19億ドルとの見通しを示した。ブルームバーグがまとめたアナリス ト18人の予想の平均は19億6000万ドル。

百貨店のメーシーズは6.1%高の56.25ドル。ホーム・デポは4%上 げて80.98ドルだった。

テスラは14%高の248ドル。モルガン・スタンレーのアナリスト、 アダム・ジョナス氏はテスラの株価目標を320ドルに引き上げた。

原題:U.S. Stocks Fall After Weaker Housing, Consumer Confidence Data(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh. Editors: Lynn Thomasson, 西前 明 子

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