2月25日の米国マーケットサマリー:円は総じて上昇、株下落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3740   1.3735
ドル/円            102.18   102.51
ユーロ/円          140.39   140.79


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,179.66     -27.48     -.2%
S&P500種           1,845.12      -2.49     -.1%
ナスダック総合指数    4,287.59      -5.38     -.1%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .31%        -.01
米国債10年物     2.70%       -.04
米国債30年物     3.66%       -.04


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,342.70    +4.70     +.35%
原油先物         (ドル/バレル)  101.98      -.84     -.82%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では円が対ドルで約3週間ぶりの大幅 高。中国人民元や中国株の下落を受け、同国の景気減速懸念が強まり、 円の需要が膨らんだ。

円は主要16通貨の大半に対して上昇した。キャリー取引解消の動き の中で需要が増した。中国人民銀行(中央銀行)が人民元の上昇一辺倒 の展開の終了を望んでいるとの観測が広がり、元は約5年ぶりの大幅安 となった。ロシア高官がウクライナのデフォルト(債務不履行)リスク は高いと指摘したため、よりリスクの小さい通貨の需要が高まった。

ピアポント・セキュリティーズ・ホールディングスのグローバルス トラテジスト、ロバート・シンチ氏は「対円でのドルの取引では、リス ク回避が引き続き主要な役割を果たしている」と指摘した。

ニューヨーク時間午後2時59分現在、円は対ドルで前日比0.3%高 の1ドル=102円16銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.3743ド ルとなった。円は対ユーロで0.3%高の1ユーロ=140円40銭。

◎米国株式市場

米国株相場は下落。住宅価格指数の伸び減速や、消費者信頼感指数 の低下が背景にある。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.1%安の1845.14。一時、終値ベースでの最高値を上回る場 面もあった。ダウ工業株30種平均は27.48ドル(0.2%)下げて16179.66 ドル。

シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニアテクニカル ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「最高値更新を目前に足踏 みしているようだ」と分析。「市場参加者は一歩下がって、再び最高値 をうかがえるか様子見している」と述べた。

◎米国債市場

25日の米国債は上昇。10年債利回りは過去5日間での最低となっ た。2月の米消費者信頼感指数が予想以上に低下したことに反応した。

午後に実施された2年債入札(320億ドル)では、海外の中央銀行 を含む間接入札者の落札全体に占める比率が8カ月ぶりの高い水準だっ た。昨年12月の住宅価格指数は前年比で上昇したが、前月よりも小幅な 伸びになった。

BNYメロン・キャピタル・マーケッツの米国債トレーディング責 任者、ダン・マルホランド氏は、「最近発表される統計内容は予想レン ジの下限となっている」と述べ、「株価は最高値圏にある。恐らく投資 家は株式への投資資金の一部を米国債に振り分けている」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時34分現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下の2.7%。同年債(表面利率2.75%、2024年2 月償還)価格は10/32上昇の100 13/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続伸し、ほぼ17週間ぶりの高値となっ た。米景気減速に伴い代替投資の金買いが膨らむとの観測が背景。2月 の米消費者信頼感指数は前月から低下し、市場予想を下回った。昨年12 月の全米20都市の住宅価格指数は前年比で伸びが鈍化した。ロシアのス トルチャク財務次官はウクライナがデフォルトに陥る確率が高いと発言 した。

アーチャー・フィナンシャル・サービシズのシニア市場ストラテジ スト、アダム・クロフェンシュタイン氏(シカゴ在勤)は電話インタビ ューで、「米経済成長について懸念されており、それを理由に多くの人 が逃避先としての金に強気になっている」と指摘。ウクライナの「政局 混乱が続いていることも金の支えになっている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4 月限は前日比0.4%高の1オンス=1342.70ドルで終了。一時は1343.60 ドルと、中心限月としては昨年10月30日以来の高値をつけた。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は下落。3週間ぶりの大幅安となった。 米国の原油在庫が増加したと予測されているほか、人民元の下落が世界 2位の石油消費国である中国の成長に悪影響を及ぼすとの懸念が広がっ た。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マ サチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は、「原 油在庫は、この先数週間は積み上がるだろう」と述べ、「景気をめぐる 懸念がある程度高まったことにも相場は反応した」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前日 比99セント安の1バレル=101.83ドルで終了した。下げ幅は今月3日以 来で最大だった。

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