米国債:上昇、予想以上に落ち込んだ信頼感指数に反応

25日の米国債は上昇。10年債利回り は過去5日間での最低となった。2月の米消費者信頼感指数が予想以上 に低下したことに反応した。

午後に実施された2年債入札(320億ドル)では、海外の中央銀行 を含む間接入札者の落札全体に占める比率が8カ月ぶりの高い水準だっ た。昨年12月の住宅価格指数は前年比で上昇したが、前月よりも小幅な 伸びになった。

BNYメロン・キャピタル・マーケッツの米国債トレーディング責 任者、ダン・マルホランド氏は、「最近発表される統計内容は予想レン ジの下限となっている」と述べ、「株価は最高値圏にある。恐らく投資 家は株式への投資資金の一部を米国債に振り分けている」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)低下の2.7%。同年債(表面利率2.75%、2024年2月償 還)価格は10/32上昇の100 13/32。既発2年債利回りはほぼ変わらず の0.31%。

ブルームバーグ米国債指数によると、今月に入って米国債の投資リ ターンは0.3%のマイナス。1月は1.8%のプラスだった。年初来で は1.5%のプラスとなる。昨年は年間ベースで3.4%のマイナスだった。

債券ファンドが保有する国債のデュレーション(平均残存期間)を ベンチマーク(基準)に合わせようとする月末特有の買いも相場を支え た。バークレイズの指数は3月1日に0.10年延びる見通し。2月1日時 点での延びは0.09年だった。

入札結果

2年債入札の最高落札利回りは0.34%と、11月以来の低水準だっ た。投資家の需要を測る指標の応札倍率は3.6倍。過去10回の平均は3.3 倍だった。

間接入札者の落札全体に占める割合は34.3%。昨年6月時の2年債 入札以来で最高だった。過去10回の平均値は25.4%。

プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)以外の直接入 札者の比率は19.3%。過去10回の平均は22.3%となっている。

財務省は26日に2年物変動利付債(130億ドル)と5年債(350億ド ル)の入札、27日は7年債(290億ドル)の入札を実施する。

消費者信頼感指数

米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した2月の消費者 信頼感指数は78.1と、前月の79.4(速報値80.7)から低下した。ブルー ムバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は80だった。

全米20都市を対象にした12月のスタンダード・アンド・プアーズ (S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で13.4%上 昇。11月は前年比で13.7%上昇した。前月比で伸び率が低下したのは昨 年6月以来で初めて。

CIBCワールド・マーケッツのマネジングディレクター兼米国債 トレーディング責任者、トム・トゥッチ氏(ニューヨーク在勤)は、 「今の経済統計は不透明なので、長期的な見通しを立てることは現実的 ではない」と述べ、「あと1、2カ月は分からないだろう。市場参加者 はそれを天候と関連付けている」と続けた。

原題:Treasuries Gain as Decline in Confidence Spurs Demand for Haven(抜粋)

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