PIMCOエラリアン氏は退社前にグロース氏と衝突-WSJ

パシフィック・インベストメント・ マネジメント(PIMCO)の最高経営責任者(CEO)だったモハメ ド・エラリアン氏は先月退社の意向を明らかにする前に、共同創業者の ビル・グロース氏と衝突していた。25日付の米紙ウォールストリート・ ジャーナル(WSJ)が報じた。

CEO兼共同投資責任者だったエラリアン氏は、トレーディング戦 略と人事に関する決定、新商品、グロース氏の従業員との接し方につい て同氏と対立したと、WSJ紙が事情に詳しい複数の関係者の話として 伝えた。関係者の名前は示していない。

同紙によると、昨年6月の会議でグロース氏の行動をめぐり両氏が 衝突した際、グロース氏は自身には「41年間の優れた投資の実績」があ ると述べ、エラリアン氏には何があるのかと尋ねた。エラリアン氏はグ ロース氏の「後始末をするのにうんざりした」と答えたという。同紙は 会議の出席者2人を引用した。エラリアン氏は後でグロース氏に、人と の接し方を変えるよう促し、グロース氏も改善を約束したという。

PIMCOの広報担当、マーク・ポーターフィールド氏はWSJの 記事についてコメントを控えた。グロース、エラリアン両氏とも電子メ ールでの取材に対して応答していない。

WSJ紙が関係者を引用したところによれば、グロース氏はトレー ディングフロアで従業員が自分に話しかけたり視線を合わせたりするこ とを好まず、そういう理由で叱りつけることがあった。プレゼンテーシ ョンの資料にページ番号を振るのを忘れたことで叱責し、ボーナスの額 を左右する「マイナス点」を付けたこともあったという。

投資家がPIMCOのファンドから資金を引き揚げ始めると、グロ ース氏(69)とエラリアン氏(55)が対立する場面は増えたと、同紙は 報じている。グロース氏は昨年遅くに、エラリアン氏がそうさせてくれ るならPIMCOの運用資産2兆ドルを自分だけで運用できるとトレー ダーらに語ったという。

グロース氏はWSJ紙に対する文書で、「私は自分自身に要求する のと同じこと、つまり勤勉と仕事への献身、顧客最優先にとにかく集中 することを他者にも求めているだけだ」とコメントした。

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