TPP閣僚会合、合意なく閉幕-市場アクセスなど難題残る

シンガポールで開かれていた環太平 洋連携協定(TPP)交渉の閣僚会合は、日本の農産物など市場アクセ スをめぐる問題を解決できずに閉幕した。

TPP交渉は、農産物の関税や知的財産などの問題をめぐって主張 が分かれて難航。目標だった昨年中の交渉完結の期限は守られず、現在 では合意のめどとする時期すら公式には明らかにされていない。

4日間にわたった今回の閣僚会合後の記者会見で、米通商代表部 (USTR)のフロマン代表は「次回会合について、現時点では計画が ない」と述べた。

一方で、甘利明TPP担当相は閣僚会合の結果に関し「決裂でもな く漂流でもなく、次に向けた良い前進ができた」と述べたと、共同通信 は伝えている。

交渉難航の要因としては、日本が農産物を保護し米国の自動車業界 に市場アクセスを与える上で消極的な姿勢がある。フロマン代表はこれ らをめぐる問題が残っていると、シンガポールで記者団に言明。「われ われの焦点は、全12カ国の間で合意がなされることであり、その合意は 包括的かつ高水準である必要がある」と語った。

12カ国は日米に加え、オーストラリアとブルネイ、カナダ、チリ、 マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベ トナム。

原題:Pacific Trade Talks End Without Pact on Market Access Issues (1)(抜粋)

--取材協力:リーディー・ガロウド、Barry Porter. Editors: Rosalind Mathieson, Neil Western

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