アジア・太平洋株式サマリー:中国、香港株は続落-印株は続伸

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。ハンセン指数が続落し、約1週間ぶり安値で 引けた。不動産市場の鈍化と人民元安で企業利益が抑制されるとの観測 が広がる中で、中国本土での株安を織り込んだ。

世茂房地産(813 HK)は2%安。同銘柄を中心に中国本土の不動産 株が安い。中国の興業銀行が一部の不動産開発企業向けメザニンファイ ナンスを停止したほか、中国の大半の都市で住宅販売が減少したことが 捜房の調査で示された。欧州最大の銀行、英HSBCホールディングス (5 HK)は2.7%下落。昨年通期の利益が市場予想を下回った。

マカオのカジノ運営会社サンズ・チャイナ(金沙中国、1928 HK) とギャラクシー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽集団、27 HK)は上昇。バークレイズがマカオのカジノ収入増加を予想した。

ハンセン指数は前日比71.36ポイント(0.3%)安の22317.20で終 了。一時0.6%高を付けたが、その後下げに転じた。ハンセン中国企業 株(H株)指数は0.6%安の9740.56。一時は1%高となった。

第一上海証券のストラテジスト、ライナス・イップ氏は電話取材に 対し、「中国の成長が今後も鈍化を続けるとの懸念がある」と指摘。 「香港では特にカジノ株に依然好機がある。決算を控え、投資家は選択 的になる必要がある」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。上海総合指数が5カ月ぶりの大きな下げとな った。不動産市場の鈍化と人民元安で企業収益が抑制されるとの観測が 広がった。

不動産開発で中国最大手、万科企業を中心に不動産株が下落。同社 のB株(200002 CH)は8%安となった。家電メーカーの青島海爾(青 島ハイアール、600690 CH)と自動車国内最大手の上海汽車集団 (SAICモーター、600104 CH)も安い。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比42.47ポイント(2%)安の2034.22で終了。4営 業日続落で、この間5.1%下落した。

上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は前日比2.6%下 げ2157.91と、2012年12月以来の安値となった。小型株で構成される創 業板(チャイネクスト)指数は同4.4%安の1472.69。

光大証券のアナリスト、ツォン・シエンチャオ氏は、「一部の投資 家は元安をより悲観的な見通しに結び付ける可能性がある」と指摘。 「恐らく不動産会社向け融資抑制は長期化し、他の銀行も追随しよう。 不動産セクターの軟化は他の業界にも波及するだろう」と述べた。

【インド株式市況】

25日のインド株式市場では指標のS&Pセンセックス指数が3営業 日続伸。外国人投資家がインド株を買い越し、年初来の資金動向が純流 入に転じた。ソフトウエア株と工業株が高い。

ソフトウエア開発のウィプロは14年ぶり高値。ハイテク株の指数も 1カ月ぶりの高水準となった。発電設備メーカーのバーラト重電機は3 週間ぶり高値、エンジニアリング会社のラーセン・アンド・トゥブロは 2カ月ぶりの高水準にそれぞれ達した。携帯電話サービスのブハルテ ィ・エアテルは3週間で最大の上昇。

ムンバイ市場でセンセックス指数は前日比41.03ポイント(0.2%) 高の20852.47で終了。デリバティブ(金融派生商品)取引の期日を26日 に控え、方向感のない展開に終始した。外国人投資家は24日にインド株 を4530万ドル相当買い越し、年初来の資金動向が1月30日以来初めて純 流入となった。センセックス指数は先週、週ベースで2カ月ぶりの大幅 上昇を記録していた。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比6.38ポイント(0.1%)安 の5433.84。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比15.81ポイント(0.8%)高の1964.86。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比15.01ポイント(0.2%)高の8575.62。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE