ラスベガス最大のカジノ企業MGM、日本で最大1兆円投資も

米ラスベガス歓楽街最大のカジノ運 営企業MGMリゾーツ・インターナショナルは日本のプロジェクトに50 億ドル(約5130億円)から100億ドルを投資する。日本企業との連携を 検討しており、合弁事業を立ち上げる際には子会社化を目指す。

来日中のジェームス・ミューレン最高経営責任者(CEO)が都内 で記者団に明らかにした。合弁事業を連結対象にするために「少なくと も51%を保有したい」と述べた。日本企業何社かと会ったが、出資比率 など詳細について話す段階ではなく、投資額も税率などの要素で変わる という。

カジノは現在日本国内で違法だが、東京が2020年夏季五輪の開催都 市に決定したことを受け、急速に法制化の期待が高まっている。自民党 などの国会議員有志は昨年12月、カジノ解禁を含めた特定複合観光施設 (IR)を整備するための法案を国会に提出した。

自民党の細田博之幹事長代行は25日、4月下旬からカジノ法案が衆 議院で審議入りし、会期末の6月までに参議院で成立させるとの見通し を明らかにした。また業者の選定について、国内資本優先とは考えてい ないという。都内で開かれた学会で述べた。細田氏は超党派の「国際観 光産業振興議員連盟」(IR議連、通称:カジノ議連)の会長。

日本企業30社

ラスベガスのシーザーズ・エンターテインメントの国際開発部門の スティーブン・タイト氏は25日、日本企業の少なくとも30社と提携を視 野に協議していることを明らかにした。東京、大阪でのカジノ建設を狙 っているほか、北海道、横浜、沖縄でもプロジェクトを進める可能性が あるという。ブルームバーグとのインタビューで述べた。

ウィン・リゾーツのマット・マドックス社長は25日、日本でのカジ ノリゾート計画について合弁事業で提携先を探していることを明らかに したが、詳細への言及は避けた。同社長によると「高額なプロジェク ト」となり、その地域でも高級な部類に入る必要があるという。都内 で27日までの予定で開かれているカジノに関する国際会議で発言した。

同会議では、世界最大のカジノ運営企業ラスベガス・サンズのシェ ルドン・アデルソンCEOは24日、日本進出に向けて事務所を開設し、 人材を採用する考えを明らかにした。投資額は100億ドルも辞さないと いう。

投資銀行のユニオン・ゲーミング・グループは、日本でカジノが解 禁されれば、約1兆円の市場規模になり、マカオに次いで世界2位の市 場になる可能性があると試算している。マカオでの昨年の売り上げ は452億ドルで、ラスベガスの7倍に上った。日本でのカジノ合法化を 見越して、MGMやサンズの他にもこれまでに香港のメルコ・クラウ ン・エンターテインメントなども具体的な投資計画を明らかにしてい る。

--取材協力:. Editors: 宮沢祐介, 中川寛之

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