中国:不動産各社への圧力高まる-興業銀の一部融資停止で

中国の興業銀行は一部の不動産会社 向け融資を停止した。各行が高リスク融資の圧縮を図る中、国内不動産 セクターの資金調達が抑制されかねないとの懸念が浮上している。

上海証券取引所への24日の届け出によると、興業銀は不動産開発企 業向けメザニンファイナンスを停止するとともに、不動産関連プロジェ クトへの融資提供を3月末まで先送りすることを決めた。同行は融資配 分をめぐる新たな内部指針の作成準備を進めている。

興業銀の融資抑制の決定は、新築住宅価格の伸び鈍化と販売の落ち 込みに対処している中国の不動産各社への圧力が強まっていることを示 唆している。景気減速に伴い不良債権が2008年の金融危機以来の高水準 に増えるのを、銀行各行は食い止めようとしている。

クレディ・スイス・グループの杜勁松アナリスト(香港在勤)は 「銀行側は11年以降、不動産関連融資を引き締めており、このため不動 産各社は既に他よりコストの高い資金源に向かっている」と指摘。「不 動産市場は良好な状況ではないが、政府の支援を得られるほど悪くもな いという最悪のシナリオに陥っており、現時点で同市場について大きな 不確実性が存在する」と述べた。

原題:Industrial Bank’s Loan Suspension Raises Pressures on Developers(抜粋)

--Jun Luo, 取材協力:Penny Peng、Feiwen Rong. Editors: Chitra Somayaji, Darren Boey

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