人民元:約3年ぶり大幅安-中銀が双方向の動き望むとの観測

中国人民元は25日、ドルに対してこ こ3年余りで最大の下げとなった。元の許容変動幅拡大をにらむ中国人 民銀行(中央銀行)は、投機的な動きを回避し、上昇一辺倒の展開の終 了を望んでいるとの観測が広がった。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海 市場で前日比0.46%安の1ドル=6.1266元で終了。2010年11月1日以来 の大幅な下落率となった。これで6営業日続落。一時は6カ月ぶりの安 値となる6.1310元を付けた。

東亜銀行の為替アナリスト、ケニックス・ライ氏(香港在勤)は 「人民銀は人民元相場を元安方向に誘導しつつあり、これは人民銀が元 高方向のみに偏っている観測を変えたいと望んでいることを意味する可 能性がある」と指摘。「人民銀は元の許容変動幅拡大に向けて準備を進 める中で、元相場で双方向のボラティリティ(変動性)を目指している もようだ」とも述べた。

ブルームバーグが集計したデータによれば、香港オフショア市場で 人民元は0.37%安の6.1251元。一時は0.17%高だった。今月に入 り1.4%下落している。元の1年物ノンデリバラブル・フォワード( NDF)は0.29%安の6.1558元。これは上海スポット取引の元相場 を0.5%下回る水準。

原題:Yuan Drops Most Since 2010 on Speculation PBOC Wants Volatility(抜粋)

--取材協力:Yumi Teso、Allen Wan、Lilian Karunungan. Editors: James Regan, Robin Ganguly

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