アイカーン氏:eベイの取締役を批判-ペイパル部門分離要請

電子商取引サイト運営最大手の米e ベイに対し先月、オンライン決済サービスのペイパル部門のスピンオフ (分離・独立)を要求し従業員2人を取締役に推した米資産家カール・ アイカーン氏は、eベイの企業統治に「誤り」があると批判し、スピン オフを支持するよう株主に呼び掛けた。

アイカーン氏は24日にオンライン上に公表した投資家への書簡で、 eベイの取締役のマーク・アンドリーセン氏とスコット・クック氏の2 人を名指しで批判。ベンチャーキャピタリストのアンドリーセン氏 (42)はeベイの直接のライバルに投資や助言を行っており、ペイパル と競合するインテュイット共同創業者のクック氏は依然インテュイット 株を約10億ドル(約1020億円)相当保有していると指摘した。

eベイ株0.82%の保有を先月公表したアイカーン氏は「この企業を 入念に調査した結果、企業統治に複数の誤りを見いだした。重大な利益 相反などもあり、会社の将来を危険に陥れる恐れがあると考える」と述 べた。

これに対しeベイは、アンドリーセン、クック両氏が取締役会に貴 重な技術的専門知識をもたらしていると擁護した。両氏は今年の改選の 対象ではない。同社は24日の発表文でペイパルを保持することが株主に とって最善だとの見解を繰り返し、アイカーン氏が推した候補が取締役 に選出されるかどうかは株主が最終的に判断すると説明した。

ペイパル部門は2002年にeベイが15億ドルで買収して以来、同社の 成長の原動力となっており、売上高の約40%を占めている。

原題:Icahn Criticizes EBay Director Andreessen, Urges PayPal Spinoff(抜粋)

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