イタリア債下落-ユーロ圏インフレ率上方修正、独景況感改善で

24日の欧州債市場ではイタリア国債 が下落。この日発表された1月のユーロ圏インフレ率改定値が速報値か ら上方修正されたほか、ドイツのIfo経済研究所がまとめた2月の独 企業景況感指数が事前予想に反して改善し、欧州中央銀行(ECB)に 追加刺激を求める圧力が和らいだ。

イタリア10年債はここ4営業日で3日目の値下がり。レンツィ新政 権は議会での信任投票を週内に控えている。ECBのドラギ総裁は23 日、デフレリスクが増せば追加行動を取る姿勢をあらためて示した。救 済プログラムの検証が再開されたギリシャの国債は上昇。ポルトガル2 年債利回りは約1カ月ぶり低水準。同国は債務を買い戻す方針を示し た。

KBC銀行(ブリュッセル)の調査責任者ピエ・ラマン氏はこの日 発表されたユーロ圏インフレ率について、相場には「多少マイナスだ」 と指摘。「周辺国債の基調的な構図は引き続き明るいが、これまでを振 り返ると、このプラス地合いの多くは既に価格に織り込まれているはず で、ここからは慎重姿勢だ」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時40分現在、イタリア10年債利回りは前週末比 2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.62%。19日に は2006年1月以来の低水準となる3.53%まで下げた。同国債(表面利 率4.5%、2024年3月償還)価格はこの日、0.175下げ107.62。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表した1月のユー ロ圏消費者物価指数(改定値)は前年同月比0.8%上昇。1月31日発表 の速報値は0.7%上昇だった。Ⅰfo経済研の2月の独企業景況感指数 は111.3と、1月の110.6から上昇し、11年7月以来の高水準となった。

ギリシャ10年債利回りは14bp低下の7.49%。17日には10年5月以 来の低水準となる7.33%を付けた。ポルトガル2年債利回りはこの 日、12bp低下の2.21%。一時は2.17%まで下がり、1月7日以降で最 低となった。ドイツ10年債利回りは2bp上昇して1.68%。

英10年債利回りはほぼ変わらずの2.77%。同国債(表面利 率2.25%、2023年9月償還)価格は95.635。

原題:Italian Bonds Fall on ECB Stimulus Debate; Greek Securities Rise(抜粋) Pound Reaches One-Week Low on Concern U.K. Recovery Is Slowing (抜粋)

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