埋まっていくドラギ総裁のジグソーパズル、決断まであと10日

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁によるユーロ圏経済の「監査」は今週、最重要局面を迎えた。ECB の当局者らは最新の経済予測の最終版作成に入っているほか、インフレ についても最新のデータが出る。

行動するかどうかをドラギ総裁が決断しなければならない3月の ECB政策委員会は10日後に迫っている。24日発表されたIfo経済研 究所の2月のドイツ企業景況感指数は予想を上回った。週内にはさらに 2月のユーロ圏景況感指数、2月のユーロ圏消費者物価指数が発表さ れ、ドラギ総裁のジグソーパズルはどんどん埋まっていく。

総裁は今月6日、追加措置を見送った理由に「一段の情報が必要」 な状況を挙げ、その後1カ月のデータに強い注目が集まることになっ た。ユーロ圏では2013年10-12月(第4四半期)の成長率がエコノミス ト予想を上回った一方、2月の総合景気指数は前月から低下した。ドラ ギ総裁は23日、行動する「用意がある」との発言を繰り返し、来週の決 断に向け舞台を整えた。

ギヨーム・メヌエット氏らシティグループのエコノミストは24日の リポートで、「ECBの政策委員会では依然としてハト派が圧倒的多数 だと思う」とし、インフレ率が「過去最低を更新する公算が大きい」こ となどを理由に「3月の利下げを予想している」と記述した。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト40人の調査で は、2月のユーロ圏インフレ率は0.7%が見込まれている。24日発表さ れた1月の水準は0.8%と、速報値の0.7%から上方修正された。2月の インフレ率と同時に28日発表される1月の失業率は、過去最悪に近 い12%での横ばいとみられる。

原題:Draghi Data Jigsaw Takes Shape as ECB Readies Showdown: Economy(抜粋)

--取材協力:Emma Charlton、Matthew Brockett. Editors: Craig Stirling, Jana Randow

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