ユーロ圏:1月インフレ0.8%に上方修正-ECB行動圧力和らぐ

ユーロ圏の1月のインフレ率改定値 は速報値から上方修正された。欧州中央銀行(ECB)が3月6日の政 策委員会で、鈍化するインフレへの対応行動を迫られる緊急性がやや薄 れた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が24日発表した1月の ユーロ圏消費者物価指数(改定値)は前年同月比0.8%上昇。1月31日 発表の速報値は0.7%上昇だった。上方修正されたものの、インフレ率 は4カ月連続で1%未満にとどまっており、ECBが目安とする2%弱 の半分に満たない。

ECBのドラギ総裁は週末に、ユーロ圏の物価見通しが悪化するよ うであれば行動する用意があると重ねて表明した。総裁は23日にシドニ ーで、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の終了後、「同 じ物を将来安く買えると見込んで人々が支出を先送りしている兆候はな い。つまり、デフレと定義される状況は見られない」とした上で、「当 局はリスクを認識している。政策委員会はこうしたリスクが強まる場合 には行動を取る意志と用意がある」と言明した。

1月のエネルギー価格は前年同月比1.2%低下。変動の激しいエネ ルギーや食品などを除いたコアインフレ率は0.8%。1月の物価は前月 比では1.1%低下した。

原題:Euro-Area January Consumer Prices Rise More Than First Estimated(抜粋)

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